【見る】「100分でナショナリズム」  橋川文三『日本浪漫派批判序説』  安部公房「箱舟さくら丸」

 釣り部の夕食時、横になってファミリーの歓談を聞いていたら、イヤラシ君たちが「100分で名著」の「カラマーゾフの兄弟」を話題にしていた。ボクがブログでススメていたせいかどうか不明ながら、とても嬉しく聞いていたヨ。ボクは後半の2回は録画し忘れているけど、また近日再放送があるだろうから安心している。

 今日は特番で「100分でナショナリズム」があったのでブログで見るよう書こうと思っていたけれど、痛みで書くまでに至らなかったネ。先ほど見たけれど、タイムリーなテーマであり、かつメンバーも最高だから再放送があったら必ず見るなり録画するなりすることをおススメします。

 島田雅彦中島岳志(たけし=信頼できる政治学者)・大澤真幸・山崎○○(女性漫画家)、の4人。MCがいつもの伊集院光ではなく稲垣吾郎だったのでチョッと不安だったけど、それなりに努めていたネ。各自がそれぞれおススメのナショナリズムの本を推薦して、それについて議論する番組ネ。嬉しかったのは中島さんが橋川文三の「昭和維新論」を勧めてくれたことで、橋川の『日本浪漫派批判序説』はボク等の若い頃の必読書だったヨ。三島由紀夫論は殊のほか面白かったし、参考になったネ。

 驚いたのは山崎が安部公房「箱舟さくら丸」を推奨したのだけれど、内容を聞いてあまりに面白そうだったことネ。本は持っていたと思うけど、未読のまま放置してあるはず。公房は面白い作品が他にも未読のものが多いのだけれど、また1冊増えて喜んでいるヨ。