【『青銅』の反響】田舎の怖さ!  コロナへの偏見

 赴任して数年経った頃に、ギュウ(牛)またはサイと呼ばれていた女子ゼミ長からの便り。関東近県の小学校教員として活躍しているのだけど(一時期子育てで休職)、モンペ(モンスター・ペアレント)に対して独りで闘ったこともあった。校長・教頭も逃げ腰で彼女に協力しないので、文字どおり「独り」で闘ったという強い女子だけど、牛や犀と呼ばれたのはそのせいではない。(イチローも含めて)ファックが率先して研究室の仲間がイジったお蔭で強くなったのではないかと考えられる。ファックにいたっては、「ギュウ、カネ貸せ! キャバレー行くンだ」という類の言葉を常に浴びせていたもンだ(ヒドイ!)。ユカチン2世などはモンペにイジメられて小学教員を辞めたくらいだけど、大事にし過ぎたからかな?

 そんなギュウでも田舎の偏見の強さには困りぬいているようで、コロナのお蔭で自由な行動が阻まれているそうだヨ。独りで闘った頃を思い出して、コロナでイジメるヤツ等に「狂牛病をうつすゾ!」と脅かしてやるとイイよ。

 

先日関谷先生に送っていただいた『青銅』を読んでみました。

なかなか面白かったです。

今も昔も、学芸大学の皆さんは変わらずに一生懸命学んでいるんだなぁと初心に帰れました。

 

今年は、大変な一年生と言う前評判で、校長先生に懇願され一年の担任を引き受けたのですが、蓋を開けてみたら今までにない位お利口な学年で驚いております。

噂と言うのはあてにならないもんだなぁとしみじみと感じました(笑)

 

こちらは、田舎と言うこともありコロナにかかった教員が地元新聞の一面に出たり、コロナにかかった人の家に悪質な嫌がらせがあったと言う噂が流れたり、(真相は分かりませんが、コロナ長野県第ニ号が自殺した?なんて言う噂もあります)なんだか田舎の深淵というか暗さを見ている感じです。

私も、友人と食事会を予定していましたが、友人も教員で、今はそういう時代ではないと言うことでやめました。

 

人権尊重とか、人間らしさとか、民主主義とか、そういった今まで当たり前に享受していたものが少しずつ変容しているのを感じます。

自分も過剰に反応しすぎないようにと気をつけているつもりでしたが、先生の釣り部と飲み部の話を聞いて自分も毒されているのかなと感じました。

こちらは当分そういった楽しみはおあずけですが、せめて心だけは自由に生きたいと思いました。

先生もどうぞお楽しみください。

 

それでは、長くなりましたが、どうぞお体に気をつけてお過ごしください。