【見る】《100分 de 名著》  ボーヴォワール  「第二の性」  上野千鶴子  「老い」

 「100分で名著」は黙っていても見ている仲間が多いようだけど、いちおう現在放映中なのはボーヴォワール上野千鶴子が解説していることをお伝えしておこう。ボーヴォワールの代表作は何といっても「第二の性」だけど、今回は「老い」という本を読んでいる。上野千鶴子は大嫌いだというので今回は見ない人がいるかもしれないけど、自分がババアになった上野が己の問題としても語っているので、上野のみならず「老い」の切実さが伝わってくるからおススメだネ。ウーマン・リブ頃の上野は観念的傾向が強すぎて見ちゃいられないと思っていた人も多いだろうけど、彼女も人間として成熟してからはヒトに伝わる思考と言葉を具えているので、朝日新聞の人生相談などいつも感心して読んでいるヨ(上野と比べると、いつまでも成熟できずにバカを通している田島陽陽子のレベルは低すぎて呆れるネ)。

 朗読している女性が、ボーヴォワールの髪型をしているのはウケるけど、若い頃は整った顔立ちの美人でサルトル契約結婚(非公式の結婚)していたものの、サルトルは女性に対して気が多かったので、ボーヴォワールも若いツバメをはべらせていたとか。そこでも従順な女性としての生き方を否定していたわけだネ。

 

 イチロー・ファミリーの多くにとって「老い」はまだ先のことだろうけど、いずれは自身のツライ問題になるのだから、今から考えておいた方がイイね。「そんなの関係ねエ!」というのなら、せめて「第二の性」にくらいザーッと目を通すくらいしておくことを勧めるネ。ボクも学部生の頃に第1巻(全3~4巻?)だけ目を通したけど、女性は自分の性器にいろんな物を突っ込むという記述はショックだったネ。もちろん女は(女として)生まれるのではなく、(女として)作られるのだという分析が大事なンだけどネ。

 

@ 第2回を録画したまままだ見ていない。見て感想が湧けば、この記事に付けたすつもり。