【見る・状況への失言】「100分 de 名著」  ナオミ・クライン「ショック・ドクトリン」

 昨夜「ショック・ドクトリン」の第2回を見たヨ。こんなにスゴイ本を知らなかったとは吾ながらウカツの極みだったネ。第1回はサッチャー(イギリス)の汚い手のうちを解説してもらったけど、第2回はアメリカのブッシュ(子)政権の汚れきったやり口を教えたもらってナルホドだったネ。フリードマンの唱えた新自由主義を政策に取り込んだのはサッチャーと同期のレーガンだったけれど、それを受け継いだブッシュはチェルニー(チェイニー)やラムズフェルトなどと「回転ドアシステム」で政権と民間のトップを行き来しながら両者の癒着を強化しつつ「濡れ手で粟」のボロ儲けをやり続けたという。イラクに無理やり侵攻したのも自分たちのカネ儲けのためだったと解説されると、今まで以上に納得だったネ。

 第3回以降には日本にも言及され、新自由主義を刷り込まれた中曽根の3公社民営化や小泉純一郎郵政民有化を強行したことも解説されるのか、楽しみなので本屋でテキストを立ち読みしようかな。それにしても改めて新自由主義者と、彼らに頼って格差を拡大する政策をとり続けた政治屋に対する怒りが込み上げてくるヨ。

 この番組、必見のおススメ!

(放送・再放送は前回記したとおり)

 

(註)「小泉純一郎」の名前が脱落していたので補いました。