【見る】「ザ・プロファイラー」  織田信長  星野佳路はスゴイ!  高橋英樹・山崎怜奈は無知で恥知らず  「どうする家康」はクソ

 今の大河ドラマは家康のせいかあまり惹かれないので見逃すことが多いけれど、最近はあまりにウソが目立つので見る気も失せてくる。原作のせいかドラマ化のせいか分からないけど、家康が信長の家臣になって「上様」呼ばわりしたり信長暗殺を意図したりするのでシラケる一方だ。時代考証が誰だったか忘れてしまったけどアテにならない人だろネ、「せごどん」(西郷隆盛)の時の原作・林真理子と考証の原口泉(大学入学時同級生)とのクソ・ペアもヒドイものだったけど、「どうする家康」も同類だネ。

 

 岡田准一がMCを務める「ザ・プロファイラー」という番組があって(プレミアム木曜9時)テーマに関心があれば見ることがある。先週は去年の再放送だったらしい織田信長だったのでのぞいてみたけど、高橋英雄や山崎怜奈という無知で無恥なペアが出ていたので止めようかと思ったものの、星野佳路という人の発言に惹かれて最後まで見てしまったヨ。「ほしのリゾート」というのは聞いたことがあるし、リゾートやレストランなどで画期的な場を創り出して受けていることくらいは知っていた。だいぶ苦労もしたようだけど、シッカリした自身の考え・言葉を持っているので驚いたネ。時代劇の登場人物の役になったことがあるだけなのに薄っぺらな発言をくり返す高橋英樹や、見るに耐えないツラ・歌えない・踊れないので乃木坂から排除されている山崎怜奈が急場しのぎに読みかじった知識をベラベラしゃべるのとは、星野氏の発言はレベルが極端に違っていたナ。

 一例を示せば、高橋がどこかで聞きかじったのか「信長は孤独だったと思う」などと洩らしたら、山崎がこれはオイシイと思ったか高橋発言に飛びついて「私も孤独だったと思う」などと孤独像に乗ってしまった。文学も歴史も解釈(読み)は自由ではあるものの、その根拠(論理)を示さなければ勝手に言っただけで終ってしまう。もちろんこのおバカな2人の発言には説得力など皆無だったけど、星野さんのスゴイのは無知な2人に対してすぐに「私は孤独だったとは思わない」と前置きしつつ、己の信長像を展開していたヨ。信長は楽しく生きて人にも好かれていたはずだから、決して孤独ではなかったという見方は独自で面白かったネ。今まで聞いたことのない信長像だったからネ。一向宗門徒をはじめとして抵抗する勢力にイライラしていたイメージが強いので、星野さんが言う「楽しい」思いとは無縁の人かと思っていたから斬新だったネ。もちろん時期によっては「楽しい」と感じていた時もあったに違いないものの、「孤独」と決めつけては信長を一面でしか捉えてないと思うネ。

 それにしても「ザ・プロファイラー」のディレクターは、「知恵泉」の担当者同様に人選に失敗することが多いネ。無知なクソを呼んでも面白い発言は期待できないのにナ。星野佳路氏はヤマザキマリ以来のクリーンヒットだけどサ。MCの岡田准一は時々自説を発表したがるけど、高橋・山崎の無知ペアとは次元が違う賢さと謙虚さを具えていて好感が持てるネ。