【見る】鉄道番組  六角精児・中井精也・葉加瀬太郎(デブの功罪?)  番組テーマ曲  ハシャギすぎるTARAKOと金子貴俊  

 「鉄男(てつお)」とか「鉄女(てつじょ)」とかいう言葉が流通しているそうだけど、ジコチュウに線路内とかの危険な場所に入り込んで写真を撮る低能なヤカラまでいるとのことで、本来の「鉄男・鉄女」が怒り狂っている姿が浮かんでくる。ボクは鉄道ファンでは全くないけど、「病膏肓(こうこう)に入る(いる)」段階のファンには敬意を払っている。朝日新聞に週一のペース(土曜)で連載されている原武史さんの「歴史のダイヤグラム」は毎回欠かさず読んでいるけど、鉄道の「ダイヤグラム」等に執拗にこだわって記事を書いている原さんの熱意には、呆れながらも感心しているヨ。

 テレビにも鉄道番組がたくさんあって、国内のものでは(「関口知宏のヨーロッパ鉄道の旅」も昔から見てるけど)「六角精児の呑み鉄本線」が大好きで「中井精也のてつたび!」がその次かな。六角精児はデブの個性派俳優で見づらい印象だけど(日村ほど人間の顔を超越してない)、個人的には大昔テレビの舞台録画で劇団「扉座」で見ていた俳優なので愛着がある。「扉座」は横内謙介が主催していてあの高橋一生も六角と共に出演していたのが懐かしいネ。「呑み鉄」は先週ユウ君ペアも見ていると知って嬉しかったネ。

 六角はバンドもやっているらしく自分の曲をいくつか番組内で流しているのだけれど、番組の最初の方で流す「走る電車のリズムに合わせ、缶ビールが揺れている」というのは名曲だネ。ユウ君は「若い頃からの偏食がたたり、~」というのが気に入っているようだった。個人的な話でいうと六角が自分以外の曲を流す中では、有名な(?)「ミスター・ボージャングルズ」(サミー・デイビス・ジュニア等がカヴァーしてる)と無名のフォークシンガー「猫」の曲「各駅停車」が大好きだ! 番組見たらバックに流れる曲にも注意してネ!

 中井精也も必要以上にデブっているけど、嫌味がないし笑うと愛嬌も感じさせるから見ていられるネ。葉加瀬太郎はヴァイオリニストながらも不要にデブで脂(あぶら)ぎった汗を振りまくから見ちゃいられないけど、中井があやつるのはカメラで写真も見事だから十分見るに耐える番組だネ。解説も説得力があるから、写真の好きな人は必見だネ。

 注目がもう1つ、この番組のテーマ曲は「釣り人万歳」と共にステキだから聞き逃さないようにネ!

 

 「ニッポンぶらり鉄道旅」も映像はイイのだけれど、前にも記したとおりナレーターのTARAKOが勝手にハシャギすぎるのが大嫌いなので(特に「しゅっぱーつ」の口調)見ないことにしていたヨ。ところが4Kとか8Kとかのために番組を作り直してようで、先日ナレーターが松重(「英雄たちの選択」で素晴らしいナレーションをしてる)に代っていたので内心「バンザイ!」を叫びながら見始めたら金子貴俊が出てきたのでガッカリしたヨ。こいつもハシャグほか芸がないので許でないのだネ(さかなクンも許容しがたいけど魚類に詳しいからスルーできるものの、金子は釣り番組に出ても下手な上にウルサイので受け入れられないのだナ)。せっかく興味深い渡良瀬鉄道を紹介する番組なのに、TARAKOと金子貴俊がダブるで嫌悪感をそそってくるので見るのを止めたヨ。映像はイイので、TARAKOにも耐えられる人には勧められる番組だけどネ。