【聴く(見る)】「クラシックTV」(清塚信也)

 清塚信也はピアニストなのに話術が芸人のような面白さも具えているので、以前から「クラシックTV」(と同類の番組も)を楽しんでいて録画することもある。今日はゲストがローランドという有名なホスト(最近話題の犯罪には手を染めてないとのこと)なので腰が引けたけど、意外にも音楽一家ということで(本人はボク同様で楽譜が読めない)拒否せずに済んだネ。今回のテーマはヨハン・シュトラウスなので(個人的にはそれほど好きな作曲家ではないけど)親しみやすいのじゃないかな。清塚が「美しき青きドナウ」や「皇帝円舞曲」などをピアノを弾きながら解説してくれるので、とても解った気になれるヨ。「皇帝円舞曲」がなぜ「皇帝」なのかが、冒頭がプロシアがらみの行進曲(2拍子)からワルツ(3拍子)に変るというのはマジ面白かったナ。

 歴代の指揮者(毎年楽団員が選ぶ?)と共にニューイヤー・コンサートの様子が映されるのも興味深い。ボクが一番好きな故カルロス・クライバーはじめ5・6人の指揮ぶりが懐かしいけど、最近になるほど男だけの楽団員だった中に女性が交じるようになっていくのが分かるヨ。ウィーン・フィルは男性だけが伝統だったからネ。ちなみにボクが好きなシュトラウスの曲は「春の声」(ソプラノの歌が入ることもある)だヨ。

 さらに付しておけば、ウィーンに3泊ほどした時はウィーン歌劇場近くのホテルだったヨ。ザルツブルクも含めて演奏会に行かなかったのは(現地の入場料は安価だそうだけど)、演奏会は日本で聴けるからその時間を現地の観光に使ったからだネ。