何度か記したとおりEテレの「知恵泉」はだいたい見ているけど、ゲストに神田伯山が出るというので期待していたら、もう１人アンミカも出るというので見るのを止めようかと思ったくらいの気分だったネ。アンミカは競馬場内なら違和感なく見やすい馬ヅラだろうけど、フツーのテレビ画面では見るに耐えない長すぎるツラだ、それも厚化粧だから見にくさが増すばかり。さらに黙っていればまだしも、無神経に他人を押しのけても出しゃばりたがるから存在を消したくなるヨ（大阪人に見られる傾向）。幸いテレビだとチャンネルを変えれば済むのでそうしているけれど（マツコ等に対するのと同じ方法）、今回は珍しく伯山が出演するというのでアンミカ馬もガマンせざるを得なかったしだい。
テーマが足利義昭というのも珍しい、信長が権力奪取するまで利用した足利将軍ネ。義昭の側でも利用したつもりでいたようながらも、実は利用されているだけであることに気付かなかった「鈍感」さが歴史の専門家も交えて熱っぽく語られていた。「鈍感」さはアンミカが出した言葉だった気がするけど、それも現実が見えないままに生き抜いていく義昭の「鈍感力」という言い方で強調していたのは当たっていると思ったネ。アンミカが義昭の「鈍感力」を見抜けたのは、他ならぬアンミカ自身が「鈍感力」で生きているからだと思うとナルホドだネ。
アンミカを嫌うのはボクだけでなく広く嫌がられているらしく、SNSはいっさい見ないようにしているとわざわざ強調しているのもその証しだろうネ。好かれる要素がまるで見当たらないというのも、ボクの偏見だと言い切れないでしょ（あるなら教えて欲しい）。嫌われる一方の「鈍感」な義昭の話から正反対のショーヘイの話題に移ったけど（というより伯山が話題にしたのか、覚えてない）、ショーヘイが世界中から好かれているのは何故かという問題ネ。
番組では「答え」は出さなかったと思うけど、伯山が「大谷翔平でさえ嫌う人がいる」と言っていたのは覚えているから、そもそも嫌っているのは伯山自身じゃないかとボクは疑っているヨ。ホンネを他人の言葉として提出するというのは、いかにも伯山らしいからネ。講談では右に出る者はいないと思わせるほど広く評価された伯山であり、ボクも「伯山」を襲名する以前からその実力に圧倒されていたけれど、誰からも評価された伯山だからこそ己のその後の評判（の低下）を鑑みて大谷翔平も嫌いな人がいると指摘しておきたかったのではないかな。そんな皮肉な面も含めて、ボクは伯山が好きだけどネ。
