三島「詩を書く少年」

レジュメが2本とも良くできていたせいもあり、議論が百出して面白かった。
コイちゃんは1年生当初、モヤ〜とした感じで言うことも捉えどころが無かったけど、最近は驚きの成長ぶり!
テクストの細部を立ち上げて読み込もうとする姿勢が何よりイイ。
いずれ文学離れして、山オンナの方向に行っちまうのだろうと見ていたのだけど、タダモンじゃないことが判明。
マッチンはゼミに参加した当初から、アタマの良さを見せつけていた感じだったけど、フロアで他人の発表にケチをつけるのと、自分で発表するのとは180度違う。
心理学の記述は余計な印象だったけど、自分の読みを出せている所は流石!
ただ少年とRとの関係に同性愛を読む点は、同意するのは院生のアイちゃんくらいだろう。
次回は「新聞紙(しんぶんがみ)」。
その次に三島をやるヒトがいないなら、賢治に移ります。
澤野愛よ、ホモの後は賢治だとヨ! 来たれ!


@ コイちゃんのレジュメの参考文献に城殿智行(トノ)の名があってビックリ・ヨロコビ!
説明したとおり、昔、立教院で受講していた切れ者の一人。
三島の悪口を言うと怒るヤツと言ったけど、ミシマをすごく評価していたのは確か。
でも三島も打率からいうと、それ程の打者じゃないと思うのだけど、そんなことを記すとトノに叱られるかな?
戯曲の打率は、小説よりずっと高いとは思う。
こう見えても、イチロー先生が生まれて初めて書いた評論は「金閣寺」論で、2回目の学部1年生の時。
入試が中止になったので、留年したら2年下の内田樹たちのクラスに落とされて、彼に出会った。
内田のことは以前にも書いたので省略。