(訂正版)  フジタ(藤田嗣治)  杉原千畝  「母と暮らせば」

今日(5日)夜10時の「美の巨人」でフジタの特集があったので、それに依って@印で訂正をします。
この番組にはオダギリジョーが出ているから、好きな人は再放送(BSジャパン、水曜夜11時)でどうぞ。

どこかでフジタ展をやっていたと思っていたので新聞の案内を見たけれど出ていない、終ったのかナ?
代りに大好きなルオー展(出光美術館)やローランサン展(府中市美術館)、プラド美術館展(三菱一号館美術館)が載ってたけれど、わざわざ外出するほど誘われない。
ルオーと同様で、フジタも以前タップリ観たことがあるので、自分で観たいのではなくおススメしたかったのだけれど。
裸体画の白の美しさはご存じのとおりだけど、「アッツ島玉砕」を始めとする戦争画がまたスゴイ!
両方とも展示されていた催しがあったと思ったのは、気のせいじゃないとは思うのだけれど・・・

@ 竹橋の近代美術館で、藤田嗣治の全所蔵作品展示を12月13日までやっているそうです。
 入館料が430円、学生130円という安さでフジタを満喫できるのだから、ぜひ観て下さい。

作品も感動的だけどフジタは生き様がまた心を動かさずにはおかない。
パリでモダニスト芸術家として活躍した後、帰国して本気で戦争画をたくさん残していたものの、戦後は画家仲間からも美術科を代表して戦争責任を取るように頼まれたりしたので、呆れた藤田は日本に絶望してフランスに戻った。
洗礼を受けてレオナルド・フジタとして生まれ変わって生きた、ということは知らない人もいるかもしれない。
日本で受けた傷のせいか、フジタとなってからは純真な子供ばかり描いたようだ。
ともあれその生涯が映画化されているので、おススメしたい。
前に記した気もするけど、念の為。
映画の表題は「FOUJITA」で監督は前橋高校の先輩(4つ上?)である小栗康平、あの極め付きの名画「泥の河」を撮った監督ネ。
主役がオダギリジョーだから若い女子には打って付けの配役だろうから、ぜひご覧下さい。

もう1つおススメしたい映画があって「杉原千畝(ちうね)」というそのままの表題、日本のシンドラーとして知られている尊敬すべき外交官。
日本政府の許可もなく、ドイツにいたユダヤ人に国外脱出のビザを何千枚も発行して上げた人で、実は学大の村松泰子・元学長執行部を追及した際にこの人を意識して励まされたことがあった。
これも主役が唐沢寿明という人気の役者だから、女子にも見やすい映画だと思う。
さらにおススメは山田洋次監督の「母と暮らせば」で、新聞の宣伝欄には記載がないけど原作は井上ひさしの名作「父と暮らせば」だと読んだ気がする。
原作は原爆で殺された父の亡霊と一緒に住むことになった娘の物語。
これを山田洋次が監督したのだから退屈はしないはず。

じつはこれを記しているのはフェルメールの贋作事件を取り上げたBS朝日の番組を見ながらなのだが、眠いのになかなか終わらない。
途中で止めてもいいのだけれど、滝川クリステルがオランダまで出かけて案内してるので止められない。
(ホンネはキャプテン渡辺が出る競馬中継に時々チャンネルを切り替えるから?
おぎやはぎの小木や竹山と比べるとキャプテンの好感度が際立つのは、彼が演劇崩れ特有のインテリジェンスを感じさせるからかな?)
クリステルは存在そのものが美術品みたいで見飽きない感じで(その分色気が無い)、資生堂のコマーシャルだったか数人の女性と出演していた時に、若い人に評判の水原(?)なんとかいう口のでかいモデルその他の女性が揃ってブスに見えてカワイソーだった。
NHKBSでBSの宣伝で出過ぎている杏もブスが入っていて迷惑だけれど、モデルは顔はあまり関係ないので務まるのだナ(杏はモデルを卒業して女優だったか)。
大久保のドブスが画面に映ると残酷で悲しいほどカワイソーに思う時があるけど、人気のモデル達がブスに見えてくるのは快い感じになるのは面白い。

眠くてイラつき始めたところでやっと競馬中継が終った、と思ったらいつもの「フィッシング」(テレ東)が1時間半も繰り上がって放映が始まっている。
でも磯釣りだからどうでもイイので眠気が優先、オヤスミなさい!
先ほど依頼された書評原稿が仕上がって送ったところなので、心置きなく眠れるゾー!