蜷川幸雄追悼(?)

昨日のブログに書こうとした蜷川さんのことを、ある人のメールに記したら最高の追悼だと言ってもらえたので、披露しておきます。

蜷川さんの芝居は「マクベス」を実地に観て衝撃を受けて以来、ずっと注目してきました。
いつも元気なケン爺とは異なり、数年前から呼吸器が弱っているらしい姿をテレビで見ていたので、期待以上に長生きしてくれた感じでいます。
埼玉で自分より年上を含めた素人たちと舞台を作り続けていた姿勢には、芸術的な舞台造りとは別の感銘を受けていました。
東久留米の官舎に住んでいた頃に、池袋行きの電車で2度向かい側に座って「週間新潮」を読んでいた姿を見かけたことがあります。
何より驚いたのは、学大赴任2年目にヨーロッパ旅行をしていた時に、シスチーナ礼拝堂で娘たちに「最後の審判」の解説をしていた蜷川さんを見かけた時でした。
思えばその娘の1人が、今や有名な写真家・実花(みか)さんなのですネ。