崔仁鶴・石井正己(編)『国境を越える民俗学』  イチローの健康状態

8日に国分寺の内科に血圧と喘息の薬をもらいに行ったついでに、いつものように学大に寄ったらまたベンゾーさん(石井正己センセイ)から近著をもらった。
これもいつものように「誰が書いたの?」と質したのだけれど(本を出すぺースが異常に早いための疑惑)、今度は編著で15人ほどの韓国人の執筆者に交って石井さんも1本の論と後書きめいたものを書いている。
最後の文章(後書きに当たるもの)は感動的だからぜひ読んでくれと言われたので、読んでみたけれど感動までは行かないながら石井さんの研究者としての誠実な姿勢は十分伝わってきた。
日韓の研究者の協同を訴えて共感できる。
仏教の昔から20世紀まで時間的にも話題的にも実に幅広い項目にわたる論文が集められていて驚くほど。
三弥井書店、2800円+税金。

@ 前回の診察では呼吸時に故障の音がすると言われて吸入を倍にするよう指示されたけれど、その甲斐あってかかなり回復していると言われたのでご安心下さい。
  自覚としては至って健康で元気なのだけれど、春の桐原書店の教科書編集者の会合で久しぶりに兵藤裕己や長島弘明と同席して呑んでいたら、野菜の繊維がやたらと右上の歯の間に挟まって気になって仕方なかった。
  口の中の異物感には敏感でふだんからカバン中に爪楊枝を欠かさないのだけれど、この時は手許にカバンが無かったせいか指を突っ込んで繊維を取り出すという無礼で下品な行動に奔ってしまい、両君その他の同席者にタイヘン失礼をしたことを忘れない。
  その後もその症状は日常的に現れるので、これも歯に出た老化現象かと呆れめ気分ながら、まだまだと虚勢を張っている今日この頃です。