小池百合子  ヒラリー・クリントン

この2人についてチョッとだけ記しておこうと思いながら、前振りとしてロシア紀行の番組を紹介しようとしたら、そちらがむやみに長くなってしまったのでこちらの方を先にアッサリと書き記しておきます。
無理とは思いながらも民主党クリントンよりもサンダースが出てくれればと期待していたけれど、健闘空しくサンダースの主張をクリントンが取り入れることで手を引く結果となった。
極め付けの馬鹿モノのトランプの失態続きのお蔭でクリントンが大統領になるのだろうけれど、彼女が嫌われる理由をボクなりの感じ方で言えば女なのに女を感じさせないからなのだと思う。
男の政治屋と異なるモノを感じ取れないからヒラリーは取り換え可能な存在でしかない、彼女でなくてももっと有能な男の政治屋でもいい訳になる。
別の言葉を探せばシロウトらしい新鮮さを100パーセント失っている(デビュー当時はあったと思う)からで、サンダースにはそれがある。
大バカ者のトランプもドシロウトには違いないけれど、シロウト過ぎる上に底抜けの無知だから危なっかしく、オバカな支持者以外からの信頼は得られない。
ヒラリーは経験豊かだし有能な政治屋だろうけど、人間としての魅力が感じられないのは《政治家》ではなく単なる政治屋(冷徹・機械的に処理するだけ)でしかないからだろう。
その点オバマアメリカでは稀な《政治家》と言っていい、と個人的には思っている、ロシアで《政治家》お呼べるのがゴルビーゴルバチョフ)だけだったように。
と書いてから気付いたのは、2人ともノーベル賞を受賞しているのだネ。
昔、アメリカに追随してベトナム空爆に手を貸した佐藤栄作安倍晋三の縁者)がノーベル平和賞をカネで買い、世界のヒンシュクを買ったのとは正反対で2人は納得の受賞だネ。

小池百合子がヒラリーほど政治的に有能だとは全然思えないのは、クリントンは政治のプロだけど小池はシロウトだということを実績で明らかだろう。
小池がいつも勝ち組にくっ付いて日陰者にならぬようにしながら、シロウトとして政治の場を利用してスタンドプレーしているだけで、防衛庁長官とかになった時も自衛官たちが勢ぞろいしている前で得意そうに歩いていたけれど、中国が勢力圏を拡大しようとしている今と違って何事も無かったからいいようなものの、非常事態が起こったら右往左往するだけだったろう。
小池は政治においてはトランプ同様のシロウトだけれど、トランプ同様で自分が目立ちたいのが第一で都民のことなど眼中に無いのは見え見えだと思う。
小泉純一郎橋下徹のマネをして小池劇場で盛り上がっているけれど、小泉が首相を辞めた後に自民党に籍を置きながらも反原発の活動をするというシロウト臭さを残しているのとは違って、小池はその種のポリシーがまるで無い。
オリンピックのボート会場を宮城にという思い付きは、(橋下徹のブレーンだった)上山信一という人の入知恵だった模様だけど、森喜朗嫌いな上山氏に乗って森イジメをやって世間の賞賛を得たものの、着地点探しで苦労しているようでダシにされた宮城県民が可哀そう。
アッサリ書いて済まそうと思ったのに、つい長くなってしまった。
樹希希林のダンナである老いぼれロックンローラー(老いぼれて名前が出てこない)は毎回都議会を傍聴しているそうで我が釣り部長・ユウ君が褒めていたけれど、先日テレビ番組に出てきて「オレは小池がダメ(認めない)だから」と断言していた。
目立ちたがり屋が目立ちたがりを嫌悪しているのもオモシロい。