【呑み部】閏2月29日  熊本・福島の銘酒に四国のすだち焼酎

 「閏(うるう)2月29日」というのは、中野重治が2・26事件の直後に発表した著名な評論名だけど、《私は銃声には慣れている。》という1文で始まっている。小林秀雄横光利一に無茶ブリ(?)して批判を加えているのが中野らしいけど、無理やりというところも中野らしい文章だネ。中野の評論を読んだことがない人は、せめてこれくらいは読んでおくとイイね。

 さて昨日の呑み部のことを記しておいて、先月のゼミ後の呑み部を無視したままではいけないと気付いたので一筆。先月の29日には、マギー(大國真希)が出版祝いに送ってくれた熊本の珍しい「香露」という日本酒と、四国の法律家・ウンコマン(妹尾洋)が祝う会当日に持参してくれたすだちの焼酎の2本を運んだヨ。エトワール君の手を煩わせたビール以外の酒を呑めたのはエトワール君とボクだけだったのに、学大で担任したクラスの安藤クン(福島在住)が先般上京した折に祝い酒としてヒッキ―先生に託してくれた福島の日本酒もあり、2人でタップリ呑んでしまったヨ。後でボッチから悪酔いしてましたヨと言われたけど、他の証言によればそれほど酔ってもいなかったとのこと。記憶も結構しっかりしていたしナ。それにしてもクラス担任だったというだけで祝い酒を贈ってくれるなどと、有り難い人もいるものだネ。

 

 この安藤クンは1年生から源氏ゼミで活躍していたのでよく覚えている人で、卒後は福島の高校の教壇に立っている。ボクがブログを始めた頃(ということはずい分前だネ)、大学生協にいたら後ろから小声で「ブログ読んでます」という声が聞こえて振り向いたら安藤クンだったのだネ。聞けば卒業して福島で教員をしてるとか、それにしても始めたばかりのブログを早速読んでいる人がいたとはネ。まだ授業の予定や感想を中心に記しだけの無味乾燥な感じだったのではなかったかな。ともあれその後はずっと会ってもいないし、メアドも分からないのでメールのやり取りもできていなかった。次の上京の折にはぜひ会っておきたい人だネ、死ぬ前に。参加してもらえなかった生前告別式の代わりにネ。