石井さんが書いた震災ものは既に少なからずあるけれど、今回のNHKテキストは「こころをよむ」という3ケ月にわたるラジオ番組をまとめたそうで、今までの震災ものとは異なる楽しさが感じられる。何よりも1回ごとに細かい致命ごとに全13回にわたり、各回に文豪たちが書き残したものも引用されていて《文学》の勉強になる。
例えば第3回は以下のとおり。
個人的には第11・12回の「流言」「虐殺」に関心があるので、このあたりから読み始めたいと考えている。12回など朔太郎の名前も記されているから、震災を彼がどう体験したか興味深い。それぞれの回でもそれぞれの文学者の震災体験が語られているので、少しずつ全部読むつもり。
テキストなので800円(+税)という安さ! 買うべし、読むべし!