【読む】『ルーブル美術館 Ⅳ』  ブーシェ

 金曜に七七舎でゲットした画集の1つは、『NHK ルーブル美術館 Ⅵ フランス芸術の華』(日本放送出版協会)でこれが素晴らしい! 出版年は不明ながら3200円という定価は記されているけれど、価格にしては破格の美しさ! 昔の5000円以上の画集でも見るに耐えない印刷のものがあって、画家などの内容は良くても買う気が起きないのもあるのだネ。それらに比べるとこのシリーズは比較にならないほどの色や線がキレイなので、シリーズ全部欲しくなるヨ。もっとも信頼できる高階秀爾監修・責任編集で全7巻、残り6冊×3200円はチョと無理だからまた100円(それ以上でもイイけど)で出てこないかな。

 早速不案内なところでブーシェの項目の所を読んだ(見た)けれど、若い女性が下半身裸の姿を後ろから描いたセクシーな「オダリスク」で知られた画家が、それ以外のセクシー画だけでないものも見かけるのでブーシェ像が定まらなかったのが、解説文(斎藤陽一)を読んだら「実に多彩な制作活動を行いました」とあったので納得したヨ。

 もう1冊はまたピカソだけど、この前のより啓蒙的な画集よりも解説文が長めなので、無知なボクには役立つし楽しめるネ。ともあれ画集を見ていると幸せイッパイになるヨ。