【状況への失言】(お詫び)重信房子と永田洋子を取り違えていたヨ

 全共闘運動の解説までは良かったけど、赤軍派について語り始めたらトンダ間違いをしてしまった。赤軍派に関わった女性2人を混同していて皆さんにウソを教えてしまったので、お詫びして訂正しました。このクソ女2人に対しては詫びる気はまるでないけどネ。重信はおバカで永田はワルという違いはあるものの、自分のみならず周囲の仲間の人生を誤らせた罪は重い。きわめて心の狭い永田の方は嫉妬心から仲間を殺している極悪人だから、混同された重信には詫びてもいいかも。

 マチガイに気付いたのは、遅まきながら放置していた朝日新聞の昨年5~7月の記事を読んでいたら、7月12日の夕刊に「日本赤軍元最高幹部 重信房子さんの悔恨」というのを見つけて己の混同を見出したのだネ。重信で忘れられないのは、「子供の頃に頼りになるおまわりさんが、罪のない人々に暴力を奮うのの驚いた」とか言っていた(あるいは言ったのを記された)ので、この程度の無知蒙昧なレベルが深く考えずに赤軍派に引き込まれていたのだナと腑に落ちるところがあったネ。当時を振り返る本人の弁を、記事から引けば、

 《武装闘争を選択したことは未熟だった。観念の”正しさ”に頭が占拠され、人と人との関係や痛みに無自覚だった。身勝手から間違った路線に進んでしまった》

 《被害を強いた方々に謝罪をしたい》

 ここまで過去の自身が見えるようになるまで、1974年「日本赤軍」としてオランダ・ハーグのフランス大使館占拠事件に共謀して、殺人未遂などの罪で懲役20年服役して2022年5月に77歳で出所するまでのプロセスが必要だったというわけだ。獄中で短歌を詠んだそうだけど、明治大学Ⅱ部で遠山美枝子さんと知り合って一緒に学生運動に参加して赤軍派の創立メンバーとなったものの、重信が国内武装闘争派と対立してレバノンに去った後に国内に残った遠山さんは「連合赤軍派」に属したため、永田洋子の毒牙にかかって殺されたのを悼んで詠んだ歌が多いらしい。

(詳細を知りたければ、朝日新聞の当該記事を参照してもらいたい。)

 

 記事によると連合赤軍事件を描いた漫画「レッド」山本直樹)もヒットしているそうで驚くけど、くれぐれも勇ましいからといって彼らを美化しないでもらいたいネ。もちろん大学や社会の不正に対しては、闘う姿勢を持ち続けてもらいたいものだけどサ。