18日には予定どおり師匠の奥様とご長男(ワカ)のお供で深大寺植物園のバラ・フェスタ行き、数年前の旅行会で浜名湖からバスで広いバラ園に行ったのを再現した形だネ。いずれの場でもエロシ幹事長が気を利かして車イスを用意したものの、お元気な奥様は座らずに歩き通されたので後期高齢者が多くなった我々の方が先に疲れてしまう。今回はせっかくの車イスが空いているので、(ブログに記したばかりのとおり)前日の結石検査の帰りに立川の上州屋へ寄って歩き疲れた身体を休めるためボクが車イスに乗ったヨ。後生畏るべしの代表であるカッちゃん(駒澤大学名誉教授)がありがたいことにイスをずっと押し続けてくれたので、歩くのも・立っているのもツライ身体にはこの上ない救いだった。「母よ、わたしの乳母車を押せ」(三好達治)の「父」版だネ。
のみならず植物園には緩やかな坂があったので、坂上から10メートル以上手離しで下らせてくれたので楽しいこと限りなし! カッちゃんは1度きりのつもりだったようだけど、童心に帰ったボクは「パパ、もう1回!」と要求したから気の良いカッちゃんは5回も車イス下りを楽しませてくれた(良い子はマネしないように!)。けっこうスピードが出てワクワクするのでカッちゃんにも勧めたものの、頑なに拒否していたのは彼らしいネ。奥様にも経験してもらおうと思ったけど、拒否したに違いないだろナ。歩くのも負担だった身体はカッちゃんのお蔭で回復し、植物園を後にした時は自然とシャドウ・ピッチングをするほどの元気さだったヨ。この時、罹患しているバネ指(ブログにも記した)を紹介したらワカも同じ症状のためにギターを諦めたと言っていたので、
それほど珍しい病状ではないのだと知ったヨ。
夜の食事会は前回(東京競馬場で花見をした時のことでブログにも記した)とても評判の良かった吉祥寺聘珍楼を予約しようとしたものの、定休日に電話したらしく応対がおかしかったことその他でボクが閉店したものとカン違いしてしまい、仕方なくネットで探して吉祥寺のイジン飯店(イは車偏に「失」、ジンは草冠に「青」)に決めていた。中国人のウェイトレスは最初フツーの対応だったのだけど、間もなく「注文はまとめてしてください」で始まり「メンドクサイ!」という暴言がくり返されたので幹事役のボクはヒヤヒヤしていたヨ。
注文した紹興酒のグラスを勢いつけてテーブルに置くほど感情を露わにするに及び、エロシ組長(現幹事長)が声を荒げ始め、挙句の果ては彼女をキッチンまで追い詰めたので止めるのがタイヘンだった(ワカが組長の後について行ったのも計算外)。組長はテーブルに戻っても「おい、ビール持ってこい!」とムリを言っていたものの、彼女が黙って持ってきたのでホッとしたヨ。こんな場面に立ち会ったことも無かろう奥様のお気持は如何、きっとドキドキしていらっしゃったろうナ。とにかくこんな態度の悪いウェイトレス(組長が「店長を呼べ!」と言ったら「私が店長だ!」と応じたので店がツブレないのだネ)は日本中探してもいないだろネ。でも料理の味と料金は言うことなし。勇気のある人(あるいはマゾの人)はイジン飯店に食べに行くことをおススメするヨ。
ボクらのテーブルのすぐ横にいた老紳士が、食事が終ってもずっと帰らずにいたので不思議だったけど、ボク等に声をかけてきて同情を表してきたのは店のオーナーとも連絡がつく間柄の人だという。「店長」の客あしらいを観察するために居残っていたのかもしれない、と後で気付いたネ。さらにビックリしたのは組長と3人で話していたら、この紳士は北朝鮮の拉致問題にも関わっているらしいことが分かったこと。名のある人だったのだろネ。
「口直し」に二次会はヒロチカさん(元成蹊大学教授)の案内で、てんぐ大ホールという店でけっこう飲み食いしたヨ。飲み屋だと思っていたらメニューにラーメンや蕎麦もあるので驚いたけど、幸いスパークリング・ワインもあったのでかなり酔えたヨ。帰りはヒロチカさんと一緒だったので乗り過ごすことはなかった。