2013-04-20から1日間の記事一覧

25日は「小説の筋論争」

テキストは岩波文庫の『日本近代文学評論選(昭和篇)』 昨年の明治・大正篇に引き続いて、昭和期の著名な文芸評論を読んでいく。 25日は表題に沿って、谷崎の「饒舌録」と芥川の「文芸的な、あまりに文芸的な」の二つを取り上げる。

22日は葛西善蔵「蠢く者」論

テキストは樫原修の近著『「私」という方法ーーフィクションとしての私小説』(笠間書院)で、論文をたたき台にして論じられている作品を議論していく。 樫原氏は小林秀雄を一つ一つのテクストに閉じて読みきるという形式で、洋々社から切れ味鋭い著書を出し…

23日は松本清張「赤いくじ」

テキストは石川巧という切れ者が論じているので、叩き甲斐があるというもの。 レポも後期過程の元気者が担当するので楽しみ(清張にはあまり関心が無いけど)。 「赤いくじ」は新潮文庫『或る「小倉日記」伝』にも収録されている。オリで言い忘れたけど、テ…

22日は吉行淳之介「水族館にて」

今年度もクリマン師範代が参加してくれそうで、学生にもボクにも物すごく有意義かつ嬉しい。 その師範代に、わざわざ生協まで『青銅』を買わせに行かせたのは恥(師範代の気持はありがたかったけど)。テキストは顧問の関谷研究室前の書棚の上に用意されてい…

学芸大は大学ではない  二つある講義課目は両方出よう!

トシのせいか、言い忘れるものが多くなったようだ。 近代文学の「概論」は木曜2時限の大井田先生のと、木曜4時限の関谷のものとの二つ開講している(教育効果を狙ったボランティア)。 二人の専門が異なるに応じて、授業内容も異なる(秋学期の「文学史」…