学生よ、立ち上がれ!

 昨日やっと博士課程の書類のメドが立って一息いれていたら、今朝は教科書の編集委員をやっている桐原書店の電話で、ノンビリできる身分じゃないことを思い知らされたネ。教材案の提出の締め切りが過ぎていたんだネ、また。「また」と言うのはこのところ常習犯的に桐原の仕事のことが頭から消えているんだネ。申し訳ないけど、桐原がカネにならないからじゃなくて、様々な仕事に追われすぎているせいなんだネ。電話をくれた桐原の編集部にも弁解したけど、前に書いた通り2つの大きな学会の役職(トップテン)に選ばれてしまい当惑したのもつかの間、学内では連合大学院(4大学の博士課程)の言語文化系講座の代表を引き受けざるをえなかったんだネ。逃げるにも代わりがいなくてネ。授業は院3コマ(どれも2コマ分くらいの延長)と学部のゼミと講義が1つずつ、それに自主ゼミが2コマ分延長するので、基本的にそれらの準備にイトマ無き状態。イイカゲンな人間に見せてはいるものの、根がマジメだから手が脱けないわけネ。ユルイ授業・試験はゼッタイにやらないと宣言している以上、講義以外では毎年取り上げる作家を変えて自分にも油断させないようにしているわけネ。授業のことまで言わなかったけど、桐原の編集部員から「背負いすぎですヨ」と言われて、改めて学会の役員からは降りないといけないと痛感したネ。
 今日は昨日メドが立った仕事の一応のケリが付いたものの、疲れて桐原の仕事に手を付ける元気が無いのでこうして弁解がましく書いているわけネ。それにしてもウチの学生は元気だネ。ボクは毎夜のごとく1時過ぎまで研究室にいるのだけれど、学生もほぼ毎晩ボクが帰ってからも研究室でガンバッテいるのはスゴイ。特に隣の大井田研は複数の学生がいつも残っているネ、ゴキブリと一緒に。他の研究室も毎晩のように学生が勉強しているのに、建物のカギを締めまくっているのは解せないネ。前の学系長の負の遺産なんだけど、利用している者にとっては不便なだけで無くもがなの施錠でバカそのもの、施錠する人にとっても無意味な仕事を強いられているわけでバカバカしいだろネ。
 最近学生大会が開かれてサークル棟の利用を保証せよ、という決議をしたと聞いたけど、嬉しいネ、学生が元気なのは。ボヤを起こした学生がいたのを口実に、サークル棟の利用を制限しようという当局の動きがあるそうで、それに対して学生が反対行動を起こしたんだそうだネ。ボヤを起こした学生はオバカで猛省すべきだけど、それを口実に学生の行動を制限しようという当局の発想が貧相だネ。夏の音楽祭後の「伝統」の噴水飛び込みに過剰に取り上げ、音楽祭そのものを禁止する心の貧しさ・頭の固さの再現で呆れるばかり。言っても分からないからネ、依怙地に凝り固まってしまった連中は。「伝統」と言ったのは、昔、このサマーコンサートに参加した同士が結婚してできた子が私です、と聞いてビックリしたんだネ、今日。その当時から噴水飛び込みは「おきまり」だったんだそうだネ。
 卒業式の後にあの泥だらけの万葉池に飛び込むオケの「伝統」は文字通りバカそのものですぐに止めるべきだと思うけど、夏の噴水飛び込みはさほど危険を伴わないと思われるのに騒ぎすぎだよネ、イラク核兵器が幻だったのに攻撃したのと同じ手口だよネ。この件は前にも書いたからこれで止めるネ、疲れたから。そもそも「ネ」で分かるとおり、この文章は「つぶやき」の欄に「疲れた、ホイ!」という題で書き始めたのだけど、途中から「疲れ」を知らない学生へのオマージュになってしまったので「失言」に変更したわけネ。