主婦はインテリか?

 古典文学専攻の栗原クンが遠慮無く叩かれましたが、すぐに妥協せずに反論しようとする姿勢は評価できました。主婦の「私」が「知識人」だというのはいただけません、笑えます。それに関わってか、関谷一郎氏の論に依拠したと言いながら、理解が十分ではなかったようです。日中戦争は権力の刷り込みによって大衆は罪悪感を持たずに侵略を支持していたと言っていいでしょうが、インテリゲンチャは中国に対するシンパシーがあったので罪意識を抱え込んでいました。だからこそ太平洋戦争の勃発を歓迎してしまったわけです。それまでアジアを侵略していたヨーロッパ・アメリカを敵とする正義の戦争という意味づけが心を晴らしたからです。
 メグちゃんのレジュメは最後にいきなり<男性性>が出てきた所が理解不能でした。
<男性性>(と<女性性>)で全体がフォローできればオモシロイ論になるでしょうが、難しそうです。ジェンダー論がイケナイとは絶対に言いませんが、迂闊に乗るとケガをするので気を付けて下さい。