中野重治をやってます

今週からゼミが始動し、昨日「春さきの風」をやりました。
アイちゃんと古典文学ながらガンバッテいるクリ君の二人がレポで、それぞれユニークな発表を聴かせてくれたので、いつも通り1時近くまで議論が盛り上がりました。
ボクの世代とは違って、プロ文作品を読む際のオヤクソクから自由なので、レポや出席者の意見(ボク等からすれば誤解も)が新鮮に響きました。
例えば表題はオヤクソクからすれば、屈辱の時代ながらも革命の予兆の表れとして読むところを、リセットした地平の白紙状態から如何に読むかで苦労している姿は興味深いところでした。
次は「おじさんの話」ですが、「歌のわかれ」や「村の家」を避けてこの作品を敢えて選んだ意欲を感じさせてくれる発表になればいいのですが、、
ゼミ中に居眠りが出るような院生が、どんなレジュメを切ってくるか、その点の興味は惹かれます。
授業中を充実した時間として送らないと、研究の能力は身に付かないということは昨日言いましたが。
学生諸君! 中野重治に倣って(ならって)、闘う姿勢でゼミに臨め! (プロ文ぽく言ってみました。)