抜き刷り等の感想(新年の豊富な抱負?)

在職中は退職すれば時間的余裕が無限にあるように考えていたけれど、トンデモナイことだった。
演習や自主ゼミのレジュメやレポートも懐かしく読み返すことなども想定していたけれど、ありえないことと痛感(もっとボケてきたらあり得るのかな?)。
これから読みたい本と生涯読みそうもない本とを中心に選り分け、後者を卒業生たちに謹呈しているけれど、前者の読書もなかなか進まない。
あれもこれもと好奇心旺盛なお蔭で、集中すべき安吾を始めとして読み込みが進まない。
のみならず今までに頂戴した本や抜き刷り等も拝読して感想をお送りしたいと考えていたのに、これもなかなか進まない。
せっかくお送りいただいたものは拝読してお気持にお応えしたいと思いながらも、果たせない状態が続いている。
著書のみならず抜き刷り等についても同等に考えているので、先日はたくさんの抜き刷りから安吾論(平成17年発行)を選び出して拝読した。
自分でも『シドク』に収録した「風博士」についての論なので、数えきれないほどの先行研究が既にある以上大したことも言えないだろうとタカを括って拝読したら、これがけっこう面白くて感心した。
若手の安吾論者のものだったけど、教えられることもあったので遅ればせながらの礼状を出したら、ご丁寧に返信をいただいた。
ともあれ、こんな調子で送っていただいた著書や抜き刷り等を拝読して行きたいので、ここに宣言して自分を強いるしだい。
ジャミラの抑圧・罵声に抗して読むゾ!