大相撲  中立親方

今、大相撲が面白い! 
といっても共に楽しんでくれるのは(前にも言った)ヘイカとリューマンくらいなものだろうけど。
モンゴルの横綱たちがピークを超えて落ち目なことが第一の原因だろうけど、若手が想定以上に力を付けているので勝敗が読めないまま波乱が起こるのでワクワクする。
小学生の頃に千代の山という横綱を応援していた流れで、その孫弟子たちである「千代」が付く力士がたくさんガンバッテいるのも嬉しいかぎり。
稀勢の里も相変わらず期待を裏切る得意な手で場所を沸かしている一方で、大ケガの後遺症に悩む照ノ富士を始めとする大関陣も落ち目だから、これからますます面白くなるだろう。

あまり注目されないけど、解説をよく聞いていると別の楽しみが加わるネ。
千代の山の一番弟子(?)である北の富士が病欠で解説席にいないのは淋しいけれど、中立親方(小城錦)の解説が抜群にタメになるのでおススメ。
力士としてはあまり目立つことなく終ったけれど、一番参考になるコメントをしてくれるので勝敗よりも楽しみなくらい。
身体だけで横綱まで出世し、引退後はスイーツ横綱とか言われて喜んでいる大乃国の解説のツマラナサに比べると、中立(なかだち)の言うことには一段と説得力を感じる。
苦労した者と苦労せずに出世した者の差異が出たという感じかな。
取組をテクストとして見れば、その読み方が解説になるわけだから、決して文学研究と無関係じゃないのだけど、分かってる?
将棋をテクストとして読む気持は100パー無いけどネ。