東京学芸大学の終焉?  学大生のテイタラク  蓮見音彦  村松泰子

チョッと前にデグチャン(出口利定)学長執行部が、教員にもアイデンティティ・カードみたいな札を首に掛けるように要請したと聞いて、そんな教員管理をするようならデグチャンが学長を続ける意味がないから辞めるべきだと記したばかり。
最近では卒論を優先して就職活動を制限したため、クビになった学大教員が出たという話も伝わってきた。
蓮見音彦とか村松泰子とか、歴代の学長には無能でダメ人間もいたし、400名ほどいた教員の中にはボクがセクハラ・アカハラで追及したクレイ爺を始めとして劣悪なヤカラもいたわけだ。
しかし学生のレベルは他の大学とは異なり、国立の教育学部が中心という歴史のせいか、真面目で賢いという評価は変らなかった。
ところが最近の学大生は、定員を充足するために四苦八苦している地方(痴呆)大学の生態とほとんど変わりないところまで落ちているようで、情けない気持になるとともに現職の教員たちに同情の念が増すばかり。
学大修士の「教え子」が今年就職した地方私立大学の愚痴・苦情を聞いた時には、まさか大学生がそんな小中学生みたいなことをするかと信じ難かったけれど、そのテイタラクの痴呆ぶりは地方大学に止まらずに学大生にも及んでいたことがハッキリした。
最近耳にした学大生の生態は、素直には信じられないほど従来の学大生から劣化していて、まるで地方(痴呆)大学のことを聞かされている感じだ。

① 学部の半期のゼミ〔ほぼ二年生〕では発表の質を問う以前の問題として、そもそも発表者なのに授業に来なかったり、課せられたレポートを出さなかったり、授業中に携帯プレイヤー聞いたり、スマフォで遊んでたり、友人同士で会話したり、内職したり、のヒドイ感じで、ほぼ学級崩壊といっていい状態だ。
② 今の三年生と四年生の間には大きな溝みたいのがあって、若手の先生たちの間では危機感みたいなのを共有されている。
③ 今の学生は授業を延長したりするとすぐクレーム入れる。サークル活動やバイトを優先しているので、延長授業の場合に帰りたい人は帰ってもいいと言っても、帰りにくい空気を作ること自体が問題だとか言い出す始末。踏むべき段階をすっとばして、いきなり教務課へ行ってしまうので扱いにくくて困る。

まさか学大生がここまで落ちるとはナ〜、卒業生もガッカリだろう。
大学の定員を増やせという要望もあるけれど、こんなザマでは定員を減らして本来なら大学に進学する能力・意欲の無いヤカラが入学しないようにした方が、ヤル気のある学生のためだし、ひいては国のため・世界のためじゃないかと思われてくるヨ。
本質的な見地から言えば、高校を出てすぐに職場に入る前に、何もしなくても回り道としての大学で余裕の時間を経験した方が人間が大きく成長するのだけれど、今どきの学生のレベルはそんなノンキなことを言っていられないようだネ。
保守反動政権がますます安泰ということになり、批判精神の欠落したアホ学生たちが戦場に駆り出される時代が近づいているということか、嘆かわしい限り。