【読む】立教大学大学院『日本文学論叢』最新第20号の目次

 レベルの高い研究誌に、近代文学分野4本が載っているので紹介します。

石川巧(教員)さんが「夢野久作が描いた〈東亜〉とその未来」という副題の論考を、

渡部裕太クン(ボクの授業の優れた受講生だったので「クン」)が太宰の「トカトントン」論を、

河田綾という人が安部公房「密会」論を、

牛路遥という人が井上ひさし「父と暮らせば」論を載せている。

 比較的なじみやすい作家・作品なので読むのが楽しみ。勤務先で読める人にはサービスしないけど、参照しにくいイチロー・ファミリーの人にはコピーを送るなどのサービスをする用意があります。