昭和文学ゼミ(月6・7時限)

芥川はやっぱ下手だよ!

珍しく芥川作品。 学生時代に三好行雄の授業で芥川論を聴き、作品以上にずっと面白かったのを忘れない。 文学研究を男子一生の仕事として選ぶ根拠を得た気持だった。 馬齢を重ねるとともに、芥川作品そのものに対する評価は下がるばかり。 優れた研究者が続…

どう見ても娼婦でしょ。

忙しいので、ボランティアでやっている自主ゼミの記事更新が後回しになるのは許せ。 1月9日は中也の詩。 桐原書店の教科書にも載せた有名な「骨」は、レジュメも問題なくて議論が深められた模様。 遅れて参加したら、殆ど知られていない「わが喫煙」という…

次回は16日

中也の詩をやることは決まっていますが、作品は検討中だそうです。 26日の内容は改めて。

欠席! ゴメン!!!

10月10日締め切りの原稿を12月20日まで延ばしてもらったので、その前日にボランティアのゼミに顔を出している場合じゃなかった。 先週予告したとおり、欠席して原稿にミガキをかけていた。 おかげで21日の午前0時半(つまり30分遅刻)にメール…

立教院から、そしてズッカもサッコも「おお!ホリ」(大堀)も!

3時限の院授業が早目に(4時)終わったけど、昼飯と連合大学院その他の事務仕事を片付けていたら7時になってしまった。 それから一眠りしてゼミに行ったら、ズッカ(関塚改め井上クン)は会ったから分かっていたし、大堀(明治ゼミOB)が来てるのは聞い…

かの子はオモシロイ! 来週は中島敦

かの子「家霊」を3人のレポがそれぞれレベルの高いレジュメを用意したので(一人は何と1年生)、充実した議論になった(部屋を暖めすぎたのか、一寸ウットリ)。 最近は修論その他の理由で院生の参加が減ったのに、ゼミの議論のレベルが下がらないのも皆が…

高見順「過程的」

つくづくツマラナイ作品で、レポがなぜ取り上げたのかサッパリ分からない。 でも議論を聞いていたら結構ツッコミ所があって、面白く聴けたのは良かった。 レポの一人であるイイダ姫は卒論に繋がる発表内容で収穫があったようで何より。 サットマンはお付き合…

キスは最高の愛情表現?!

表題は「ブ少年」の「今日の言葉」です。 毎回記憶に残るような言葉を発するのが「愛の伝道者」ブ少年だ、とタテバヤシが言いました(オメエが言うな!)。 珍しく森見登美彦という現代作家を取り上げ、「藪の中」というテキストを読む機会を与えてもらいま…

安吾「霓博士の廃頽」

昔、読みかけて挫折した作品、ファルスなのに(?)それ程ツマラナイという印象。 よくもこんなテクストを選んだものだ、と思ったけど、レポが二人ともキチンを自分の読みを出しているのには驚き。 サットマンは卒論で安吾を選んだのだから結果を出したのも…

三島由紀夫「火宅」で盛り上がり!  その後の呑みでは鮨で盛り上がり!

2年前にゼミで取り上げた作品だそうだけど、全く記憶が無い。トシはとりたくないもの。 こんな問題作なのに覚えてないなんて、ワケが分からない! 今回はレポが「問題」をシッカリ立ち上げてくれたせいか、とっても面白い議論を聴くことができた。 立教から…