2010-04-02 太宰論から始めます 東京学芸大学大学院(火曜2限)授業案内 松本和也『昭和十年前後の太宰治』(ひつじ書房)をテキスト(叩き台)にして、論じられている作品に関する<読み>を受講者間で闘ってもらいます。 テキストは副題の一つに「テクスト」とあるように、規範とすべき<読み>が提起されているに止まらず、別の副題である「メディア」や「青年」が示すように「テクスト」に閉じている訳でもありません。そういう点では太宰から離れ、各自が研究対象とする作家のテクストへのアプローチの仕方も学べると思います。 意欲と余裕のある学部生なら参加を認めます。