次回は「虚構の春」、松本テキストは第4章

 作品は各自用意してもらっている新潮文庫『二十世紀旗手』に収録されています。
 今日の「姥捨」は松本論を始めとする最近の先行研究の切れ味に押され気味で、珍しく議論が盛り下がってしまいました。読むのは簡単なテキストですが、研究史の上で論じようとすると難しいということでしょうか。レポの一人、留学生のユウちゃんは「先生が易しい作品だと言ったからレポを引き受けたのに、、、」というような恨み言を言ってましたが、困難に立ち向かってこそ「力」が付くというものです。
 力を「」で括ったのは、今日「ウコンの力」をパロった「ウンコの力」というビンのレッテルを、留学生のチンチン(本名)が「うんこのか」と読んだのを見て、同国人のキンちゃんが「ウフッ!」と笑いを洩らしてバカ受けしていたからです(関係ねぇか)。