学芸大のホームページから撤退します(ワッシー前学長との約束)

 これも「上某特任教授の延長は<老害>のもと」の続編である。
 
 ワッシー前学長にキャンパスで出くわしたのは、教授会発言から1週間後のことである。(ちなみに同窓会長のワッシーには、正門入ってすぐ左の建物で会える。)自転車上の私に向かってこの人の言うことはいつも決まっている。「ヘェ〜、あんたも自転車に乗れるのか?」私の切り返しの挨拶は「学長辞めたら表情が良くなったネ」と完璧である。せっかく1つの大学を痩せ肩に担ったストレスから解放された人に、生臭い話をさせるのは心苦しいので、上某のデマ騒動の件は情報を少しもらっただけですぐに切り上げた。ワッシーを巻き込む気はないのでここでは触れないが、在任当時のワッシーの基本的立場を改めて聞かされて共感を新たにした。「大学には様々なベクトルがあっていい。」という考え方で、現在の学長の路線にも受け継がれているものと期待している。ゲンタを死に追いやった大学のように、当局の弱者イジメでストレスを職員に与えるという方向には進んで欲しくないものである。
 ワッシーの名を出したのは別の理由がある。前回の学長選挙の際だったか(?)、私がブログか何かでワッシーの選んだ副学長を非難したので苦情が寄せられ、私は学長室に呼ばれてお叱りを受けたことがあった。自ら選んだ副学長を悪く言われたのだから、ワッシーもムカッとしていた様子であった。もう一人の立会人の方の判断もあって特に問題は無いことが確認されたが、私の申し出で学大のホームページから私のブログを外すという形の罰を受けることにしてもらった。そのあとは学大の状況についての話題に移り、「学生や喫煙者等、<弱者>に対する排除・抑圧が学大でも行き過ぎている。」という私の抗議をキチンと受け止めてくれた。この御仁は想像以上に柔軟で(同じ文学畑のせいか?)、<弱者>への配慮はカゲキな程で昔の小林志郎副学長を思わせるところがある。しかし自分の考えがなかなか浸透・徹底しないとボヤいていた通り、「上意下達(かたつ)」はスムースに行かないもののようである。
 ワッシーに会って改めて自覚したのは、ブログを学大のホームページから外すという約束を果たしていないということ。コンピューター会社にも勤めていたことのある釣り仲間の卒業生ユウ君(生活科)からは「ホームページから脱けてもほとんど意味がありませんヨ。」と言われたが、私も同じ考えではあった。ただホームページに属していると発言が不自由になるのと、私に何らかの罰が与えられる方が「朝三暮四」のサル達が納得できる材料になると思われたからである。
 手続きが分からぬままホームページから脱けずにいる中に、学大のホームページ経由で私のブログの授業案内を見た、と言ってある熟年の方が授業や自主ゼミに参加するようになった。塾の教員だということであり期待以上の実力で感心したのだが、役に立ったということでホームページから脱するのが遅れた要因にもなった。ともあれ私がワッシーとの約束を履行していないことでワッシーに迷惑がかかっては申し訳ないので、ここに遅ればせながら学大のホームページから撤退することを宣言します。私のブログを心待ちにしてくれている良い子の皆さん、向後は「関谷ゼミブログ」で検索してお入り下さい(ブログのURLは年賀状にも記載されています。)