2020-01-01から1年間の記事一覧

【読む・野球】松波太郎のエッセイ  「ロッテの澤村」が敗因  江川卓  小林繁投手

お仕事を1つ仕上げたり、書いていただいた書評に対する感想を書き上げたりしたので、先般紹介したタロー(松波)さんのエッセイ集『本を気持よく読めるからだになるための本』(晶文社)の1つの章を読んでみたヨ。「沢村投手の刺鍼事故について」という章…

【読む】『シドクⅡ』に対する書評(4)  柴田勝二

残る三島論についても言及して終りたい。 「綾の鼓」で「百(回)」という数字に「自己閉塞」している岩吉が、《次の〈百一回目〉を打ったとしても、葉子がそれを聞いたとは考えにくい》と柴田氏は言うのだが、まさかそんなアホなレベルのことを問題にしてい…

【言葉・見る】古市憲寿が「英雄たちの選択」に登場?!  佐々木道誉  「寺島実郎の世界を知る力」  東浩紀と梅原猛

まずは「言葉」から。 ずいぶん前からネタ切れで悲鳴が聞こえてきそうだけど、朝日新聞連載の鷲田清一「折々のことば」に久しぶりに響いてきたものが選ばれていた(11月11日)。 《いったい私は深い思索には、広い体験が不可欠であることを信じている。》…

【読む】『シドクⅡ』に対する書評(3)  柴田勝二

書評について書いていたら、シズカちゃんから『シドクⅡ』を読み終えたというメール(旧姓・藤本)が来たヨ。産休で余裕ができたので読みきったそうだけど、「金閣寺」を再読する気になったというのは嬉しかったネ。静香は本名だけど、ドラエモンのしずかちゃ…

【読む】『シドクⅡ』に対する書評(2)  柴田勝二

実は1ケ月ほど前に、ある学会から書評を頼まれたことがある。恥知らずにも恣意的なことばかり書く人のものなので、丁重にお断りした。評価できない人のものを読んだり評したりする時間が惜しいという理由だったけど、ボクが書いたら自制しても悪意が現れて…

【見る】大相撲  照ノ富士  千代の国 (その2)  【聴く】GLIM SPANKY(ロック・ペア)

(その2)というのは、同じ見出しで以前書いたことがあるから。昔から応援している九重部屋の千代の国と、モンゴル出身の力士の中では好感を持っている力士の1人・照ノ富士は、そろってケガで序二段まで落ちながらも、回復して幕の内までカムバックしたス…

【読む】『シドクⅡ』に対する書評  柴田勝二

『日本近代文学』が『シドクⅡ』の書評を載せてくれた、筆者は柴田勝二さんで東京外国語大学の先生。昔から名前は知っているけど面識はまったくないし、著書は1冊持っているはずなのに未読のままなので、今回家探ししたものの見つからない(薄い青や緑色のカ…

【見る】(補足付き)量子コンピューター  「ヘウレーカ」  藤井聡太(将棋)

昨夜放送されてスゴク面白かったので情報を流そうと思っていたら、早速今夜12時に再放送されるという。先般も紹介した「ヘウレーカ」で量子力学を実に分かりやすく説明してくれている。量子力学では、粒子でもあり波でもあるという二面性をどう理解したら…

【見る】「100分 de 名著」  「伊勢物語」  高城のぶ子  野村萬斎  「対」の誤読?

現在の「100分 de 名著」は高城のぶ子が「伊勢物語」を取り上げているので、あまり興味が無い。今日も偶然キッチンで朝食(フツーの人の昼食)を用意しながら聞いていたら、朗読の野村萬斎が「つい」と読んだように聞こえてきた。すぐに「対の屋」の「た…

【近況】『青銅』残部なし(増補版)  山田先生の文章も掲載

先日のゼミの時に大井田研究室にあった5部をもらい、前から約束していたサトマン君に渡して4部は住所を記した封筒に入れて送ってきた。まだ8部ほど住所記名の封筒があるので、今日もらいに行くつもりだったけど、何と残部がゼロとか! 大井田先生の執念で…

【ゼミ部】12月は乱歩

先日のゼミでは、ボクの手違いでクリマン昭和ゼミ元師範代にはURLを(送ったつもりで)送らなかったため、参加の可能性がありながらも参加できなかったのですが、12月に発表してくれるというので喜んでいます。 作品は決まっていますが、忘年会の月なの…

【呑み部】中華で腹イッパイ  差し入れ菓子

西村クンがパリ大学の博士号を取得した祝いもあるので、当初選択肢にあったファミレスは回避して駅ビル9階の中華店に行った。実のところは発表者と司会に料理の選択を任せたらイタリアンだったのだけど、7名は1つのテーブルに座れないと言われて第二希望…

【ゼミ部】その3、法政大院2名からの補足

途中からオンラインで参加した法政大院の杉本クンは十蘭に詳しい人だそうで、キリスト教ダネは英訳されるのを見越してアメリカ人に合せた可能性がある、という指摘はなるほど専門家らしい見方だと感じた。杉本クンの研究仲間の同じ法政大院の関口クンが、レ…

【ゼミ部】その2、充実した議論

オンラインでも参加できなかった人が可哀そうに思えたほど、充実したゼミだった。 先行研究の1つ、鈴木貞美論が「寓意の爆弾ーー敗戦小説を読む」と題して太宰治「冬の花火」などを論じているいるそうだ。「冬の花火」を「寓意」だけで読むのは疑問が残るも…

【見る】傑作映画「家族ゲーム」

以前も放映した時におススメしたことがあったと思うけど、9日(月曜)夜9時からBSプレミアムで放映するヨ。主役の松田優作はご存知だろうけど、森田芳光監督がまたスゴイ才能で知っていた方がいいだろネ。ともかく素晴らしい映画、未見の人は特に見てお…

【ゼミ部】オンラインとのハイブリッド(増補版)

発表者・司会者を含めて対面参加者が7名も集まったとは驚きだネ(もちろんヒッキ―先生とボク以外の数)。オンライン参加は宮城からリューマン夫妻、栃木からはアイ~ン夫妻とコイちゃんを含めて8名もいたのだから、ゼミ再開第1回からずいぶんと盛んなもの…

【ゼミ部】ホストはヒッキ―先生で、エトワール君は司会です

オンライン参加の人には、ヒッキ―先生が取ってくれたアドレスを送っているところですが(たくさん参加してくれるのでけっこう忙しい)、前にエトワール・赤星クンがホストだと記したのは正確ではないそうで、エトワール君はあくまでも司会を担当してくれると…

【見る】犬と人間との相互理解  「ヘウレーカ」  「ヒューマニエンス」  体毛の意味

先日紹介した又吉直樹の「ヘウレーカ」の再放送をたった今やっているようながら、情報を伝えられなかったので感動したことを記しておきます。チンパンジー以上にヒトがイヌと通じ合えるのは、目に白目があるために黒目の動きが伝わりやすいのが主因だという…

【ヒグラシゼミ】学大でナマでも(オンラインでも)やります  11月7日  久生十蘭「母子像」

参加希望者が増えているので、改めて前回の案内をコピペしますが、会場が変更されたのでご注意下さい。 先日『青銅』を送付しに行ったら、ヒッキ―先生から「学内でもゼミができるようになりました。僕がいればゼミをやりながら、オンラインでもできます。」…

【見る】「なぜ犬は人になつくのか?」  「ヘウレーカ」  又吉直樹

今ゼミの案内を記しながら、(好感度抜群の)又吉直樹がMCをやっているEテレの「ヘウレーカ」を見ている。この番組は時々見るけど、今回はムヤミと面白い! ボクが犬好きなせいかもしれないけど、犬と人間とのつながりの濃さが科学的に説明されているので…

【ゼミ部】入校の仕方

二転三転するようで申し訳ないけど、意外に入校しやすいことが判明した。オンラインではなく、大学でゼミに参加したい人はイチローまでメールで入校証を請求して下さい。添付で送りますが、添付できない人(メアドがPCではない人)は今回はオンラインで参…

【ヒグラシゼミ】大学での参加者は書類が必要

やっと事情が判明。コロナのお蔭でいろいろ初めてのことが発生しているので、やり方が明確になるまで時間がかかる模様。 名前と所属を記したものにヒッキ―先生の署名が必要とのことなので、今回はホストのエトワール君とレポーターのサトマン君だけ、入校か…

【仲間の近況】キョコタンも日本に定住、など

『青銅』を送った礼状などで、皆さんの近況が伝わってきて安心したり・喜んだり。結婚や出産の報せもあるけど、それらの朗報にこだわるとそれだけが価値観の中心になってしまうので、ブログには取り上げないようにしている。 ともあれリューマン・マユ~ン(…

【釣り部】釣果の半分?

見事! 釣り部の釣果から、20尾近くのシロギスから12・3尾を木村守先生にお土産で持ち帰っていただき、残りのシロギスとメゴチ全部はいつも通りユウ君に持ち帰ったもらった。両方とも天ぷらにするというので、ユウ君がさばいた釣果の写真です。見事とい…

【ゼミ部】チョッとピンチ

学内でゼミができる可能性ができたと思ったら、卒業生が簡単に入校できるか否かが覚束ない、ということが判明したとのこと。もう少しヒッキ―先生から確認してもらっているところです。 学内でダメなら前面的にオンラインでやるしかないので、ホストの赤星ク…

【釣り部・呑み部】木村守先生はキス名人!

実は今回初めて学大の現役の先生が参加することになっていたけど、名前を出すのを控えていた。でも本人からオーケーが出たので木村守先生のキス名人ぶりの話をしよう。 土曜はいつものように館山桟橋で釣り始めたものの、最近ツレナイ(「釣れない」と「冷た…

【観る】三谷幸喜「巌流島」サイコー!

後で詳細な報告をするけど、釣り部から帰ってそろそろ寝ようと思っていたところ、テレビで三谷幸喜の「巌流島」をやっているのでビックリ。ハチャメチャに面白いので絶対おススメなのだけど、今さら手遅れだよネ。 ボクは昔ビデオに録画してあるからいいけど…

【読む】山田俊治『福地桜知』  松波太郎『本を気持ちよく読めるからだになるための本』

前者はシュン爺がミネルヴァ書房の日本評伝選の1冊として出したもの(4200円+税)で、後者はボッキマンが晶文社から副題「ハリとお灸の『東洋医学』ショートショート」を付して出したもの(1600円+税)。シュン爺(ボクだけの呼称)は初期明治文…

【釣り部】明後日から館山へ

いよいよ明後日から釣り部です。 日帰り1名を含めて総勢6名で昼夜楽しんできます。 このところ館山はあまり釣果が無いので、昼間釣れなければその分、夜の呑み部を楽しみたいと思います。土日はメールをはじめすぐに対応できないのでご承知おき下さい。 次…

【見る・状況への失言】田中みな美  「プロフェッショナル」  三浦瑠麗  古市憲寿  磯田光一

昨夜は「知恵泉」を見終った後に「プロフェッショナル」を途中から見てしまった。たまに見ることがある番組だけど、昨夜は今評判の嫌われ者(?)の田中みな美を取り上げていたので、見る気がしないまま最後まで見てしまった。どちらかと言えば嫌っていた側…