東京学芸大学学部演習(火曜4限)

レポート

郵送でも可。 186−0004 国立市中2−9−64

レポートについて

実に簡単な指示だと思ったけど、理解の及ばないヒトがいてデマが飛び交っているそうなので(解りやすく)確認します。 まず作家は安吾と公房の二人が優先。それぞれから1作品を選び(テキストからどれでも可)、5枚(2千字)以上50枚以内の作品論を書く…

明日12日は三島由紀夫「海と夕焼け」です。

忙しすぎるので、とりあえず明日の出し物だけ。

川端康成『掌編小説』から「夏の靴」

チョー忙しいので、遅ればせながら明日の出し物だけです、ゴメン! テキストは研究室前の棚上にある3段引き出しの真ん中の引き出しに入ってます。 昨年の文学史のテキストに収録されている作品です。

「なわ」追記、<のぞき>について    

肝心の「のぞき」について記すのを忘れた。 覗く側が身体性をさらさずに見るのが「のぞき」であって、視姦の代表だから犯罪にもなる。 視覚が5感の中で最も身体性が関わらないもので、以下聴覚・嗅覚・触覚・味覚という順に身体性が関わってくる。 というこ…

公房の最後は「時の崖」

公房「なわ」ですが、こんな難しいテクストをよくも選んだものだと、レポの意欲を買いましたがその結果は? 落合さんは「穢れ」の概念規定がハマらなかったので、そこを突かれたのも当然でした。 「姉妹」に「神」のような超越性を感じたようですが、確かに…

「透視図法」、公房で一番の盛り上がり?

さすがに自主ゼミの手練れ(テダレ)二人のレジュメだったので、キチンと自分の読みが出ていて議論を呼びました。 二人ともカットされた2つの小品まで視野に入れ、テクストを読み込んでいたのはリッパ! いつもは4時過ぎからは次の授業のために退出する人…

公房は盛り上がる!

「夢の兵士」だったけど、先週のようなレポの読み違いは無かったけど、活発な議論が展開されて感心しましたゾ。 終わったらフロアーから拍手が自然発生したけど、今年はこういうことがよくあって、チームとしてはサイコーだネ。 詩も夢も多義的だから、一義…

安部公房で盛り上がる

公房になったら上級生の参加は減った感じながら、受講者だけで活発な議論ができて一安心。 「誘惑者」はそれほど難しいテクストと思われなかったけど、読み慣れないせいなのかレポ二人とも最後の方が読めてないので意外だった。 自主ゼミ等でテクストを読む…

来週から安部公房

難物のテキストを選んだわりに、議論ができたのはレジュメのおかげか。 それぞれ自分の読みがハッキリしていたので、ツッコミ易かったのだろう。 先週復活したユキオトコ・青木クンが活発にコイちゃんの「孤独」説に疑義を呈したのが印象的。 「孤独」をづど…

青木クン、3度目の正直の発表実現

過去2度、発表予定者でありながら行方不明となり、「幻の雪男」の異名を確実にした3年生の青木クンでしたが、今回ばかりは敵前逃亡せずに踏みとどまり、成長を見せました。 レジュメもそれなりにまとまっていたので話題を提供できましたが、もう一人の発表…

安吾のつぎは安部公房

予定していた公房の文庫が絶版だそうなので、『無関係な死・時の崖』(新潮文庫)にしました。 19日には生協に入荷するそうですが、ブックオフ等にあれば安く入手して下さい。 そして発表する作品を決めておくように! 再来週までは安吾をやり、24日から…

「風博士」で盛り上がる

レポ二人とも(フロアの2年生も)レジュメ作り等の基本ができていないので、その点の補足に時間を要した。 1年生の時に、「概論」で基礎を身に付けられなかったヒトが多いせいだろう。 楽をして単位を取ろうとした報いなので、自覚して今からでも基礎作り…

10日は「風博士」

連休で連絡洩れ、申し訳ありませなんだ。 予想外に充実した議論ができているので、今年の2年生を見直しました。 「風博士」は論じやすいので、面白い論争を期待しています。

安吾を読んでま〜す

一年生の熱気には、予想外で圧倒される思いだが、二年生の演習時の熱意も意想外で驚いています。 昨年まではあまり5時限まで残らなかったけど、今年の二年生はかなりのヒトが残ってほぼ二コマの約三時間、議論し続けているのにはビックリするばかりでありま…

学部2年生の秋期演習(実は5限) 林芙美子

他の授業との兼ね合いのために秋期は5限で、延長しやすくなった(?)気がします。 念願の林芙美子から始めますが(テキストは文庫版である「ちくま日本文学全集 林芙美子」)、楽しみです。 意欲の無さそうなモノ等は千田・大井田先生の方に避難してくれた…

レポート締め切り、特別処置

授業中に言い忘れましたが、欠席・遅刻がゼロに近い人(で2回発表している人)は締め切りを延長してあげます。 終期の最初の授業日に提出してもいいです。

レポート締め切り日

8月16日17時までに関谷まで(郵送可)。 ヒグラシゼミがある時に研究室に届けるのが簡単。 ヒグラシゼミに関してはブログのその項目を参照。 ヤル気があるヒトは勉強しに来なさい。 時間をタップリ与えるのは、じっくりイイものを書きなさいということ。…

川上弘美は手強い!

「消える」というテクストですが、レポの一人が「消える」し(後で現れた)もう一人のレポのレジュメが「消える」しで、不思議な体験をしました。さすがのサッコ君もこのテクストではレジュメが切れないという結果のようで、川上弘美の手強さが印象付けられ…

川上弘美はタイヘンだ!

ボクも初めての川上弘美のゼミですが、レポの活躍もあって何とか活発な議論ができました。それにしても最初から「惜夜記」(あたらよき)では、川上ワールド初体験のヒトにはキツかったことでしょう。ワケの分からなさでは他を絶しているのではないかと思わ…

宮迫ではない!

迫クンが林さんのレジュメに「佐古」(純一郎という文芸評論家がいた)と表記され、「宮迫」の「迫」に訂正してくれとの林さんから指示があって笑えました。サッコ君自身が見違えるほどの学生に「訂正」された別人のような発表ぶりで、皆が驚きました(ヤレ…

アイちゃん得意のアノ話題に、、、

「アトミック・エイジの守護神」などというショーモナイばかりのテクストから、いきなりマスターベイションの害悪を読んでしまうアイちゃんの切れ味には、相変わらずビックリするばかりでした。5限の授業の人がいなくなってから、中年男とエンダバニンギ(…

大江の後は川上弘美

今日は発言デビューをした人を含めて大いに盛り上がって司会役としてはヒマで、ゼミとしては理想的な状態ということです。ご意見番のジェームス君が留守だったせいではないと思いますが、来週以降もこうありたいと願っています。反面、イイ気持になっていた…

川上弘美に決まり! 大江の次回は「犬の世界」

大江が終わったら川上弘美を読みます。菊池寛・大江・川上、という文学史的には異なる時代の作家を取り上げることになります。テキストは「蛇を踏む」(文春文庫)。 今回の「敬老週間」はサトマンにケチを付けられるほどツマラナイ作品でしたが、レポにはそ…

レポ、頑張りました(大江、その2)

国語以外の二人のレポでしたが、自分の読みを出しつつ議論もできて安心しました。「不満足」というテクスト自体が底の浅い、拡がりようも無いものだと思いますが、それを議論ができるようにしたということは手柄でしょう。アイちゃんのような独特な切り口(…

次回の大江は「不満足」

大江作品第一回の今日は「スパルタ教育」で、レポの二人がヤル気を見せて挑発したので活発な議論となりました。眠り男のアベ君が懸命に自分の読みを出そうとガンバッテいたのに、遅れて来たショウジさんがひたすら眠っていたのでカワイソーでした(予習して…

次から大江健三郎

菊池寛がやっと(?)終わり、来週からは大江健三郎で「スパルタ教育」です。レポは昭和ゼミの第二のプリンス(奇行士?)サトマンと阿部ユウダイ君です。ユウダイ君は名前の割には小者で、今は亡きあの青木クンと講義中に居眠りを競うヒトです。まさか自分…

菊池寛の次は大江健三郎

昭和ゼミで卒論を書くヒトが小川洋子と吉行淳之介をやるので、そのどちらかも考えましたが、実習等で彼らが参加できるかどうか確認してなかったから結局大江です。それもあまり有名ではない文庫作品を選びました。というのも今までの議論を聴いていたら、オ…

次回は「極楽」

今日は二人とも菊池寛ファンのレポだったせいか、挑発的な(?)レジュメでフロアから厳しいツッコミを誘い出しました。5時限の授業を控えながらも、立ち去りがたい様子の人もいて印象的でした。今までで一番多くの人が発言したのではないかと思います。こ…

更新してなくてゴメン! 菊池寛ゼミ、楽しませてもらってます!

ボケが加速度的に進行しているので、学部の演習についてもブログに記していたことをド忘れしていた。一昨日のレポの美田さんから、去年のように学部の演習もブログに書いてくれと言われて気にはなっていたのだけれど、まさか既にこのコーナーも開設(?)し…