2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「東京新聞」文化面  朝日新聞との差異  近藤富枝

「東京新聞」は政治社会面では朝日よりも闘っているし信頼できる感じを受けたけれど、文学はともあれ演劇・美術などの文化面では朝日が圧倒的に他紙をリードしているのは一目瞭然。 故扇田昭彦が専属評論家として演劇評を充実させていた伝統を持つ朝日は、現…

松島や ああ松島や・・・  「あらすじ名作劇場」

呆れてしまいました! テレビで堂々と大ウソを流すとは! まるで安倍晋三みたいじゃないか(放射能汚染水タレ流しの隠蔽発言)。 昨夜の「あらすじ名作劇場」(BS朝日夜)での話。 書店グランデの店員が推薦した「おくのほそ道」を紹介する時に、この紀行…

日ハム優勝!!!

まさかショーヘイ(大谷)が1安打でシャット・アウトするとは! 想定どおりの中田を始め味方の打者があまりに打てないので、最後には逆転もあるかなとヒヤヒヤしていたけれど、ショーヘイはタダモノじゃないネ。 打者として使い続けていた大谷を先発させた…

「暴かれる王国サウジアラビア」  北朝鮮並みの貧富の差

NHKBS1のドキュメンタリーシリーズはとっても面白い特集をすることがあるので要注意。 今週は月曜から今日までヒットラーの特集だけれど、再放送なので何度か見ている。 刺激的だったのは10日ほど前だったかの「暴かれる王国サウジアラビア」で、知…

鷲田清一  折々のことば

鷲田さんの「折々のことば」が低調だ、これといって紹介したい言葉が無くなった。 毎日一言ずつ紹介するのは苦行に近いだろうから、最初のうちは楽しくてもネタは無くなる一方でタイヘンだろう。 最悪なのは9月23日の「たかが服、されど服」。 もともとフ…

プロ野球  大相撲  内モンゴル独立!  隠岐の海

(27日夜の記事) 「日本のルーツを行く! 又吉ロマン」という番組を途中から見ているのだけれど、四国遍路編がまだ終わらないので書いている。 さっきまではプロ野球を見ていたけれど、日ハムの相手の投手が岸だと知って、今日は胴上げ無いナと予想したら…

「東京新聞」

試し読みの1週間が過ぎたようで、今日は外で寒山拾得をやっていたら(落葉掃き)「東京新聞」の営業員が意見を聞きに来た。 応えは簡単で、数日前に記したおり《政治社会面は「朝日新聞」より進歩的な感じでイイネだけど、文化面が予想どおり物足りない。》…

椋棒哲也氏の大論文  『立教日本文学』116号

一昨年のヒグラシで発表してくれたムック君が『立教日本文学』第116号(2016、7)の抜き刷りを送ってくれました。 論文末に当時のゼミ参加者への謝辞が付されているのでお報せします。 《(前略)本稿について発表し、錬成の機会を得た。ゼミに参加…

蓮舫と沖縄問題

蓮舫を二重国籍問題で足を引っ張る低能たちにていて記しておきながら、書こうと思っていた大事なことを記し忘れた。 何かの番組で蓮舫が野田(幹事長)ともども辺野古基地に反対していないようなことを聞き止めたので気になっている。 蓮舫自身の説明はまだ…

10月の予定

既にお報せしたかもしれませんが、10月は29日にやります。 2時から第一演習室 牧野信一「父を売る子」(岩波文庫など) レポ エトワール君(学芸大院修了生)@ 個人的には嫌いな作家ですが、安吾に関心を持っている今は、両者の異同を考えるために読み…

東京新聞(政治・社会面)  蓮舫の二重国籍問題

【9月20日に書き始めた記事】 以前から案内ビラが届いていたのだけれど、学生時代からずっと信用している仲間のエロシから東京新聞の闘いぶりを聞いていたので、1週間の「試し読み」を頼んでみた。 目に立つ利点は活字が朝日よりは大きめで読みやすいこ…

桐原のハマちゃんが呑み部に差し入れをしてくれたにもかかわらず、本人がゼミだけで帰ってしまったのは許し難い。 ゼミ部だけなら呑み部への差し入れをするべきじゃないでしょ。 ゼミ部だけの参加、あるいは呑み部だけの参加も歓迎しているのだから。 とはい…

井上光晴は面白い

5人の主要人物それぞれの「叛逆者たち」が語られる中で、李陣正子をピックアップしてテクストにおける正子の占める位置を読んでみようというのがレポの意図。 その際に他の4人と正子を差異化して、「叛逆者」とは一線を画した存在と位置付けるのだけど、ま…

黒岩裕市『ゲイの可視化を読む』  村上春樹の偏見・差別意識

コウ(日の下に光と書く漢字だけど出ない)洋書房、1800円(税別)。 小粒ながらピリ辛、読む者の盲点を突くモノスゴク大事な本、読まない人は一生盲点を抱いたまま嘲笑され続けることになるのでゼッタイの必読文献。 黒岩氏の実力は院生の頃から際立っ…

中島国彦編『漱石が愛した絵はがき』

長島裕子氏との共著で岩波書店刊、とっても楽しい本なのでおススメ! 漱石が受け取った絵はがきをカラ―で観ることができ、それがバラエティに富んでいて飽きずに眺めていられる。 それに文面も読めば、受け取った頃の漱石が彷彿としてくるので、書簡だけを読…

坂口安吾研究会  浜崎洋介を読むべし  『太宰治スタディーズ』6号

昨日は安吾研究会に参加してきた。 予想に反してとても充実した発表と議論が拝聴できたので、欠席した人は数ヶ月分の遅れをとった結果となりカワイソーという印象。 最初の発表は留学生と日本人(共にドイツ文学研究専攻)のもので、片やゆっくりした日本語…

ゴルビー(ゴルバチョフ)  信じられる政治家  殺人鬼プーチン  大ウソつき安倍晋三

今夜はNHKBS1の世界のドキュメンタリー番組で「ゴルバチョフが語る日ソ・日ロ交渉秘話」という再放送(?)を見ながら思ったことがある。 ゴルビーは人間として信頼できる数少ない政治家の1人だけれど、日本にそんな政治家がいた(いる)だろうか? …

中村橋之助  三田寛子

ホントどうでもいい話題なんだけど、たまたま当事者双方について思うところ(感じていたこと?)があったので。(16日に気晴らしで書き始めた記事) 橋之助の方はいつの間にかBSの歴史番組(というより京都探訪番組?)に現れたので、嫌味だらけで下手な…

9月24日  井上光晴

9月24日(土曜)午後2時〜 東京学芸大学人文社会2号館 国語第一演習室 井上光晴「心優しき叛逆者たち」 李陣春子の物語が語られている2,8,11、16、20、25、27、30、35、39、42、51、55の章 レポ ヨリコ嬢(一橋大学院 オーバー・ドクター)@ 昭…

坂口安吾研究会  9月18日

前にお報せしたように、明後日は安吾研究会です。 発表要旨を読むかぎり、あまり期待していませんが参加します。 皆さんもどうぞ! ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ ◆第29回研究集会のご案内 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 下記の要領で第29回研究集会を行います…

6時間呑み続け 横山司

12日は大学の同級生(もちろん全共闘)の「悪い仲間」(安岡章太郎の小説名)が5名が集まって(良い子は不参加)東京駅八重洲の分かりにくい飲み屋で5時から呑み始めた。 四国から遥々合流してくれた弁護士は「悪い仲間」という名で括るのは相応しくない…

ポンピドゥー・センター傑作展

先日メアリー・カサット展をおススメしたら館山のハッちゃん(夫妻?)が観に行って楽しめたと感想をメールしてくれた。 撮影が自由である横浜美術館の所蔵作品展の松井冬子「世界じゅうの子と友達になれる」の画像を送ってくれたので、喜んだもののやはり大…

渡部陽一は消えろ!!!  西川史子  小池百合子  若狭勝

以前にも記して批判したけれど、またまた頭に来たから訴えておきたい。 朝日新聞の夕刊には「オトコの別腹」というコラム記事があり、ふだんはスルーしていたのだけれど見覚えのある渡部の写真が目に入ったら肩書きに「戦場カメラマン」とあったので怒り心頭…

広島カープ優勝・補遺  緒方監督はスゴイ  国民の戦争責任

Eテレの「サイエンスZERO」、今日は太陽フレア(大爆発)についてだけど、それを見ながらだから難しいことは書けないからカープ優勝についての補足。 旅行会でオスギさんから聞いたカープが強くなった理由の1つはマエケンのお蔭だという。 中心投手の…

広島カープ優勝!!!

カワカムリ君にも祝メールを送ろうかと思ったら、メアドの記録が無かったので果たせなかった。 というわけでオスギさんに送ったメールをここに貼り付け、偶然でもカワカムリ君が読んでくれることを期待したい。 12日にはカワカムリ君と仲良しだったミツビ…

メアリー・カサット展

暑いと美術展に出かける気にならないから、カサット展は9月になってからと考えていた。 今日は気温が高い割には湿度が高くなかったので、気持よく横浜まで行けた。 桜木町の駅に降りたらたくさんの記憶が溢れ出てきて・・・ 最初は饗庭孝男さんたちの同人誌…

広島ザンネン! 阪神やっぱり、ゴメンナサイ!

広島ではスゴイ盛り上がりだったのだろうけど、今日の優勝は無いものとほぼ確信していたらその通りになった。 広島はあの調子で勝つだろうけど、阪神がいつもの調子でまた負けるだろうと思っていた。 阪神というチームの根本的なアイデンティティからして、…

北方謙三(付記)  ハードボイルド小説  ヘミングウェイ

眠いのを無理に「道誉なり」について記したので、もう1つ肝心なことを書き忘れてしまった。 偶然「朝日新聞」の6日の「文化・文芸」欄に、北方謙三の「大水滸伝」シリーズ完結という記事が載っていてたので思い出せた。 私小説に限らず、事実を再現したよ…

「道誉なり」

作品名なのだけれど、これだけで分かってくれる人は少ないだろう、作者は北方謙三。 佐々木道誉というフルネームを出せば、通じる人もいるかもしれない。 (日本の)南北朝時代に特別な興味を抱いて兵藤裕己等の本も持っていると記したことがあったけれど、…

井上光晴テキスト

9月24日のヒグラシゼミについて、ナオさんから重要な指摘をいただきました。 レポ本人からは何も注記が無かったので気付かなかったけれど、PDFで送ったテキストの全部についての発表ではなくて、その中の「李陳春子の物語」だけについての発表のようで…