2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

次回は1月23日

1月23日(土)午後2時より 国語第二演習室(2階トイレ隣) 松本清張「密宗律仙教」 レポ 石川偉子(一橋大院後期課程)「密宗律仙教」は全集未収録の作品ですが、文庫には三種類、収録されてます。 ①文春文庫『証明』 ②角川文庫『三面記事の男と女』 ③…

高級日本酒4本その他

ゼミ部にはナオさんからお約束の手作りクッキーが、マチダさんから高級羊羹など、マギーが福岡土産として図々しくも「博多美」月を、その他フランスから焼き菓子と贅沢な差入れがあったことを記し忘れていた。桐原のハマさんからゼミで貴重な意見だけでなく…

議論が大盛況のゼミ始め

渡仏中で一時帰国のユキオ君のみならず、九州からたまたま上京中のマギーも参加して十数名でハイレベルの議論で盛り上がった。 個人的には乗れないテクストだったけれど、刺激の多いバンセイ君のレジュメで様々な問題点が掘り起こされてとっても面白かった。…

新年のご挨拶

松の内は昔は15日だったけど今は7日までになったそうなので、9日の今日、賀状のやり取りをしていない方々へ向けてのご挨拶です。猿モノは日々に鬱陶し 一茶ん (←去る者は日々に疎し「文選」)[猿真似日本はウザイ!] (註)一茶ん(いっちゃん)はボク…

○尿日

前に丹下左膳をもじった言葉を思い付きながら、それを思い出すまで数ヶ月かかったことを記した(答えは勃起不全)。 昨夜の寝床で眠れないまま、また何やら面白いことを考えていたのだが、起きたらスッカリ忘れているのでボケの進行を認めざるをえない。 で…

賀状への感想  「中退」の語感

暮れ正月は意識しないようにしていたのだけれど、このところ桐原の校正の仕事に追われている。 いつものように締め切りが近づいてきたからだ(在職中は締め切り日が過ぎてから原稿に取り組むことがよくあったけど、至文堂のを始め)。 というわけでゼミの準…

「すばる」と「新潮」の2月号

朝日新聞の文芸誌の宣伝欄で見たので、先ほど本屋で確認してきた(買う価値があればゲットしようと思って)。 「すばる」には残念ながらカネシロー君(金城孝祐)の新作は載っていなかったが、学大院修了生の矢野利裕クンがその他2人と共に執筆している「ブ…

東京学芸大学名教会(名誉教授会)  村松泰子前学長

先ほどセクハラ教員追及闘争でボクを抑圧しようとした村松執行部に触れたら、最近届いた資料のことを思い出した。 前に「年1回に名誉教授の集まりがある」との案内をもらったけれど、参加する気も無いし資料なども送付不要と返事をしたにもかかわらず平成2…

東京新聞が一番  産経新聞は週刊誌並み  中村三代司

師匠の三好ファミリーの忘年会で仲間から教えられたのは、毎日や朝日が戦争中のように右傾化(読売は元々)している中で、今や安倍晋三一味と闘っているのは唯一「東京新聞」だとか。 つぶされるのも辞さない覚悟でガンバッテいるそうだ、エライ! よく見か…

芥川賞  松波太郎  ピース又吉

読んでない(たぶん当分読まない)ので発言は避けていたけれど、釣り部の夜の呑み部でボッキマン太郎(松波クン)がまた芥川賞の候補に上がったという情報を得たので、又吉直樹に芥川賞やるなら松波太郎に授賞(受賞じゃない)するのが当然だろうと明言して…

釣り部外伝

先日の部活では、釣り部長のユウ君が大物記録を打ち立てたことを記したけど、もう1つの記録を記し忘れていた。 呑み部長のアマッチが前代未聞のウミヘビを釣り上げ、釣り人たちを驚かしたのだった。 細いながらも、なにせ1メートルを超える長さだったし。 …

漱石論  山崎正和  「それから」  『シドク』  関谷由美子『〈磁場〉の漱石』

朝日新聞が信頼を失った穴埋めを図るように漱石を担ぎ出している印象を持っているが、「こころ」「それから」「門」を当時の連載を復元して載せているのもその一つ。 その他にも「没後百年」という記事を時々載せていて、正月1日には山崎正和が語っている(…

ブログ反響(その2)  国吉康雄

もう1つ反響を紹介しようと思いながら、更新しようと考えた時には忘れてしまうのだから、ボケぶりが情けない。 ブログを読んで日曜美術館の国吉康雄を観たナオさんから、国吉作品は同郷のベネッセが蒐集しているとのこと。 今日、資料を整理していたら以前…

記録的大物

先日の釣り部の大事な記事を書き忘れた。 初日の夕方、ずっと釣れなかった無かったボクが、これまでヒラメやアオリイカなど数々の釣果を上げてきたポイントで20センチ超のシロギスを一荷で(2匹いっぺんに)釣り上げた。 以前アオリイカを釣らせた時と同…

NHK受信料  阿漕(あこぎ)な集金係  籾山会長

NHKがヒドイのは会長だけではない。 受診料の取り立てをする集金係の阿漕さはニッポン人の常識で、ハルキの小説にも嫌われ方が語られているほどだけれど、小岩在住のファミリーの女子がスマホを持っているだけで受信料を取り立てられたそうだ。 ケイタイも持…

ブログの反響

昨日の記事の前振りでファミリー以外の反響を記しておこうと思った本体。 以前「オトナの!」という番組に懐かしい安野光雅が出たので書き止めたのだけれど、番組のプロデューサーの角田陽一郎という人のツィッターに謝意と共に関谷ゼミブログが引用されてい…

関谷ゼミブログ

年賀状は毎年380通ほどやり取りしているけれど、昨年に引き続き今年は近況報告をしたので、一昨年までの言葉遊びで爆笑失笑(の果てに失禁する)してもらう味わいには欠けている(お約束の下ネタだけは1ケ所あり)。 韓国・台湾・中国からも頂戴している…

森喜朗  オリンピック  「かたえくぼ」

朝日新聞の「かたえくぼ」という極小のコラム記事(?)については以前にも記しておススメしたことがある。 時々クリーンヒットがあって笑えるけれど、一々紹介しているほどヒマは無い。 12月29日のものは久々のホームランだと思うので、どうぞ! 「森」…

演劇  鄭義信  GS近松商店  ミッツ・マングローブ  長塚圭史  つかこうへい

たった今、BSプレミアムで鄭義信の「GS近松商店」を観終わったところ。 前に「焼肉ドラゴン」という作品の放送を観てビックリ感動したので、期待したものの大きく外れてしまった。 おせちの残りを処理するように言われ続けているので、昨日だけは休肝日…

鈴木登美『語られた自己』  星野紘一郎

先般のヒグラシゼミで発表者のマンジュが参考文献として真っ先に『語られた自己』を上げていたので、まずはその点を評価したいと思った。 葛西善蔵など私小説を論じるなら必需品なので、知っていて安心した。 2000年に出た本でけっこう話題になっていた…

抜き刷り等の感想(新年の豊富な抱負?)

在職中は退職すれば時間的余裕が無限にあるように考えていたけれど、トンデモナイことだった。 演習や自主ゼミのレジュメやレポートも懐かしく読み返すことなども想定していたけれど、ありえないことと痛感(もっとボケてきたらあり得るのかな?)。 これか…

陰画新年

謹賀新年のハガキはやり取りが続いている人には出したので、その「陰画」を。(というほどのモノでもないか) 年末の29・30日に釣り部で館山に行ったのは報告したばかり。 呑み部長や今や常連となったタミさんを始め、皆さんの差し入れてくれた美酒に酔…

その4

「班女」菊が次郎に向かって「待つといふことはつらいことでございますよ。」と語るので、その連想だけで次に「班女」(昭30・1)を取り上げたい。この作品を喜劇として読む斬新な論にも出会ったものの、⑧「邯鄲」と同列の喜劇とは思えない。もちろん一人の男…

その3

「熊野」 「熊野」(昭34・4)における〈閉塞〉対〈開放〉の対照は捉えにくいかもしれない。 《私が一旦かうと決めたことは、変へるわけには行かんのだ。》 《俺に大切なのは今といふ時間、今日といふこの日だよ。その点では遺憾ながら、人のいのちも花のい…

近代能楽集」その2

@ 後半一気に載せようと思ったら上手く貼りつけられないので、中半分のみです。 「卒塔婆小町」 《さよですか。今度私の一門で舞踊劇をいたします。(紙を配る)これをどうぞ。……奥さんは百枚引受けて下さるといふお話でした。》(「綾の鼓」) 右の「百」…

シロギスその他が大漁!

館山原住民の2人も合流して総勢9名で爆釣! 初日、ユウ君と寒風の中で始めた時は希望を持てなかったし、その後アマッチや作家センセイが合流してからもショボイ釣果だったけれど、暖かくなるとだんだんと上向きになり夕方からは大型のシロギスが次々と上が…

三島由紀夫「近代能楽集」論(前半)

年賀状に公開すると記しながらも忘れていた。 長いので半分ずつ公表することにした。 これも忘れていたが、大学の2年目の夏休みだったか、木邨雅史(以前記した)という優れものと2人で3週間の北海道テント旅行をした時、持参していた唯一の本が「近代能…

10日に決定

1月10日午後2時から第二演習室 佐藤春夫「美しき町」岩波文庫にも入っていますが、PDFのテキスト必要な方は関谷まで連絡下さい。 発表者はバンセイ君(東京学芸大学連合大学院=博士課程院生)