2017-01-01から1年間の記事一覧

中学生の自殺事件(その2)  興味本位だけのマスコミ報道

週に1コマだけとはいえ法政大の大学院の授業の準備も抱えながら、『宇大論究』に書かせてもらった漱石論から派生した問題を検討中でもあるので、それほど余裕があるわけでもないのに敢えてこの自殺問題について意見と要望を記させてもらったら、嬉しい反響…

中学生の自殺事件  生徒側にも問題があるケース  教員の指導が委縮しないように

選挙騒ぎの前に、福井だったかの中学生が教員に叱られて自殺した事件がけっこうメディアでも問題にされていた。 昼時に朝飯を摂るのが常なんだけど、気晴らしにテレビを見る番組はTBSの「ひるおび」が多いものの、時々長時間にわたって天気の解説をするこ…

PC回復!

ご心配をお掛けしましたが、いつものキムラ電機先生のお蔭で回復しました。 《電源が切れなくなったら、電源を10秒押しつづけよ。》 ワケが分かりませんが、ご示教の通りでした、まるで手品!

竹原ピストル  モーツァルトの「レクイエム」と「ドンジョバンニ」  選挙結果  若狭勝の敗北バンザイ!

選挙結果では自公の勢力に動揺を与えることにならなかったのは極めて不愉快ながらも、小池とその男メカケたちが苦戦・落選した代りに立憲民主党が大躍進したのはスゴク気持良かったナ。 特に若狭勝が落ちたのはサイコーだったけど、慎太郎のバカ息子たち(特…

パソコン不調なり

昨夜、メールをチェックし始めたら、突然画面が消えてしまった。 リセットしようとしてPC本体のスイッチをオフにしようとしたものの、何度押してもオフにできないままになった。 というわけで急遽、ジャミラが寝静まるのを待ってジャミラのPCを使っていると…

安倍公房「手」

この欄、すでに記したとばかり思っていたら、まだだった(トシのせいか、考えたことは既に表したことだと勘違いしている自分がいてコワい)。 授業のテンションが下がってきたせいか、参加者が少なかったのは淋しい限り。 それでも留学生ながらリュー君のガ…

パッシングに2つの意味が

早速ヘイカからご丁寧な「正解」の解説をいただき(有り難いことだ)、当方の勘違いも正すことができたので紹介します。 皆さんは「正解」どおり使用して下さい。 既に他の方から指摘あったやも知れませんが、なにがしかのメッセージを他の自動車に伝えるた…

カズオ・イシグロ  「ニュースで英会話」  核兵器禁止条約  鴻巣友季子  小野正嗣

(昨夜の記事) 今見ている釣り番組ではノドグロ(赤ムツ)がターゲットなんだけど、書くのはイシグロの話題ネ。 前回イシグロについて書いてからも、少なからぬ記事が出ている中で、先週はEテレの「ニュースで英会話」(木曜夜11時25分)でも取り上げ…

パッシングとキャンパス

昔から気になっているのだけれど、ビ(B)とピ(P)とを取り違えている場合が多い。 先ほどのテレ朝のニュースでも、このところ話題になっている道路上の事件(車に乗ると人体に比して強固な車体に一体化した自己像が肥大化してしまうため、制御不能になる…

「夏目漱石の妻」  「私を離さないで」  カズオ・イシグロ

深夜に面白い番組が再放送されている。 一昨日からNHKで「夏目漱石の妻」を(今夜は午前2時15分から)、TBSが昨夜からノーベル賞作家となったカズオ・イシグロの「私を離さないで」を(今夜は午前3時5分から)を再放送している。 前者は以前チラ…

漱石の話法について  しばし休止  『宇大論究』

この間ずっと3月に宇都宮大学国語教育学会で発表した、漱石の話法についてまとめているところです。 来年発行される年刊誌『宇大論究』に載せてもらう予定なのでお楽しみに! 締め切りが迫っているのでブログの更新は小休止、ネタはたくさん溜まっているの…

福田成美(続き)  笑福亭福笑

軽い話題をもういっちょ、Eテレの落語番組で笑福亭福笑という落語家の「軒付け」という話を聞いているので、仕事にならないから。 初めて聞く落語家だけど破天荒なのは桂枝雀を思わせながら、枝雀ほど笑えないのはハシャギ過ぎが意図的なのが伝わってしまう…

運慶展  山田五郎  「ウンケイより〜」

もう1つ軽い話題を。 先週「ぶらぶら美術館」で運慶展を取り上げていたのは良かった! 例によって山田五郎さんが傾けるウンチクもイイが、学芸員の説明が微に入り細に入り仏像の細部を説明してくれたので、とても勉強になったし仏像も良かった。 昨日のNHK…

中島みゆき  中島美嘉  中村中

ガラにもなく政治的な発言が続いてしまったので、自分のバランスを取るためにも軽い話題を。 昨夜昨年から今日までに録画した番組をチェックしていたら、とってもステキな音楽番組を見つけて独りで大喜びした。 中島みゆきの曲を女性タレントがカヴァーした…

拉致問題解決は遠のくばかり  横田めぐみさんの老父母  拉致問題を好感度アップに悪用する安倍晋三とトランプ

安倍晋三は1から100まで不愉快だが、拉致被害者に対する言動、特に横田めぐみさんの老父母に対してトランプに言及させたり・老夫妻に会わせようとしたりしているのは、あまりに欺瞞に満ちているので許し難い。 原発被害者の痛みを無視してフクシマから選…

「アート・ステージ」  ゴヤ  堀田善衛「ゴヤ」

とてもイイ番組ながらも、自分でもなかなか定期的に見る習慣が付かなかったので紹介が遅れた。 TOKYO MX1のせいかナ、「5時に夢中」のイメージしかないから。 それがとても充実した美術番組を放映しているのだから、おススメしない手はない。 土曜…

安倍(晋三)と小池(百合子)はミソクソ一緒  福島県民はバカか?!  安倍晋三こそ北朝鮮のミサイルを呼び込む  いとうせいこう  神田松の丞

頭が疲れている上に、選挙騒動(運動ではない)に対する怒りのために心も疲れているので、ウップン晴らし気味な記事を飲みながら記すことにした。 政局に変化は無いとちまたでも指摘されているので簡明にするけど、安倍には消えて欲しいものの代わりに小池が…

村上春樹「午後の最後の芝生」  松波太郎

授業に集中できない留学生を含めても前期の半分以下の受講生が5名になった中で、留学生のリュー君が1人で(前期は日本人院生と2人だった)ガンバッタのは評価できる。 作品の選択にはセンスを示したものの、まだテクストの読みが不徹底で先行研究から自身…

北見(元名海岸)  カワハギ  マツタケ

北見がまたやってくれました。 カワハギの刺身タップリにキモ醤油を付けて食す幸福感は言葉では尽くせない(写真を載せようと思ったけど、やり方をもう忘れている)。 薄造りでないだけに噛み応えがあるので、味わいが十分伝わってくる。 のみならず一番好き…

シロギスとカサゴ

初日は雨模様でいつもより4時間遅く出発、風も避けられる保田漁港でシロギスを5名全員がゲット。 翌日は去年から釣る気マンマンのイヤラシ君が用意した「空撮釣り場案内」本で、ユウ君と釣り場を初めての勝山漁港近辺に決定。 朝から釣れなかったいつもの…

カズオ・イシグロの受賞に納得  中江有里  ハルキストの害悪

気晴らしにテレビを点けると小池百合子や安倍晋三のツラや声を強いられて気分が落ち込みそうなところに、実に清新な話題が届いて気が晴れた。 受賞したのがハルキじゃなくてイシグロだというのも、さらに気持イイ感じ。 (でも既に受賞していたのじゃなかっ…

10月の予定  旦敬介「アフリカの愛人」

10月29日(日曜)2時〜 (学大の行事に重なれば変更の可能性あり) 東京学芸大学国語第一演習室 (決定) 旦敬介「アフリカの愛人」(『新潮』2017年5月号掲載) 発表者 トミー(富田)君(学大修士)@ 参加希望者は関谷まで連絡下さい、テキスト…

安部公房「繭」  来週は村上春樹「午後の最後の芝生」

在職中は立教大や聖心女子大でも他大学の院生を受け入れて双方に刺激し合ってもらっていたけれど、法政大では残念ながら今まで外部からの参加者がいなかった。 昨日は教科書にも採られている作品だったせいもあって、桐原書店の浜田編集長に声をかけたら参加…

ボストン美術館展の感想  ゴッホ  蕭白  ウォーホル  ワイエス

涼しくなったら観に行こうと思っているうちに忘れていた展覧会だったところへ、行ってきた大先輩からドガが良かったとメールもらって思い出して行ってきた。 今月9日までだから、興味のある人はお急ぎ下さいというところだけど、ぜひどうぞ! とは言えない…

小池百合子騒動  トランプのサンダース報道官  マット桑田  福田成美

小池騒動については先日記したので付け加えることもなく興味も無いけれど、騒ぎが大きくなっていくほど小池の顔が何度もクローズアップされるので、見るに耐えないというか見ちゃいられない。 若い頃は知らずシワだらけの汚ったねエツラだし、言うことも自己…

ボストン美術館展

涼しくなったら行ってみようと思っていたボストン展なのだけど、安吾研究会みたいに行き忘れるところだった。 メル友の大先輩からドガの踊子が良かったヨ、という感想が届き10月9日までだと言われて焦っている。 ボストンと言えば、フェノロサや天心のお…

鬼(ジャミラ)の居ぬ間の「選択」は?

明日から2週間超、ジャミラがイタリア旅行に出かけてくれるというので、「鬼の居ぬ間のセンタク」でホッとしているのだけれど、何を「選択」しようかネ。 せっかくのチャンスなのに、年金生活者じゃカネのかかる面白そうなことはできないし、せいぜい終末の…

木下順二「子午線の祀り」  野村萬斎  若村真由美

野村萬斎演出の「子午線の祀り」を観ているところなんだけど、ずいぶん昔もテレビを観ていて飽きてしまったものだ。 昔のとは異なり、萬斎演出だと少しは興味が湧くかと思ったものの、あまり変わり映えしない感じ。 やはり戯曲そのものの問題かな、平家(も…

東京学芸大学の終焉?  学大生のテイタラク  蓮見音彦  村松泰子

チョッと前にデグチャン(出口利定)学長執行部が、教員にもアイデンティティ・カードみたいな札を首に掛けるように要請したと聞いて、そんな教員管理をするようならデグチャンが学長を続ける意味がないから辞めるべきだと記したばかり。 最近では卒論を優先…

「マエストロ・ヒデマロ・亡命オーケストラの謎」  近衛秀磨

「玉木宏音楽サスペンス紀行」とも銘打ったNHKBSの番組の再放送を見ているのだけれど、以前にも近衛秀磨の活躍を取り上げた似通った番組を見たので、同じものと勘違いして途中から見始めた。 兄の文麿は戦争中に脚光を浴びて余計な活躍したために、東京…