状況への失言
以前この欄で記した新国立競技場の工事現場の労働者の自殺の件だけど、ニュースによれば大成建設のパワハラだとのこと。 新入社員には無理な業務を課しながらも、怒鳴りつけたり無能呼ばわりしたり死んじまえと言ったりの証言も聞いたナ(もちろん声だけで顔…
朝日新聞の文化・文芸欄で「歴史の中の天皇」という特集を、8月28日から連載していて面白い。 高校時代に受験科目でなかったから、日本史は身を入れてやらなかったため無知のせいもある。 1回目の「万世一系」が脅かされた2度あり、曽我入鹿と道鏡だと…
昨夜はNHK・BS1が今週続けているヒトラー番組(午前0時〜)を見ながらブログを記していた。 昨夜は「アフター・ヒトラー」の前篇だったけど(今夜は後篇)、他の回とは異なり初めて見るものだった。 戦後のドイツ女性がアメリカ兵のひけらかす物の魅…
全てのテレビ番組の中でイチオシは磯田通史氏が企画・MCをしている「英雄たちの選択」(時々「昭和の選択」になる)だということは、何度か記してきた。 木曜の朝晩8時からBSプレミアムで放映していて、朝の方は再放送だけど明日は夜の部が無くて午前の…
中川さんの啓蒙的な良書を紹介したけれど、言及した「中川さんらしさ」について言葉が足りなかったようなので補足しておきたい。 理論による把握が先行してしまい、作品分析が十分あるいは粗雑になりやすいのは、中川さんに限らずこの種の研究者に見られる傾…
百田尚樹に関わる興味深い傾向を付すのを忘れていた。 古来(といっても大衆小説の始発は大正末頃だけど)大衆小説・通俗小説作家は思想的に右翼的になる傾向があるという。 高見順『昭和文学盛衰史』で読んだ気がしたのだけれど、該当箇所が見つからない、…
近代文学研究では一線級の中川さんが、充実した啓蒙書を出したので紹介したい。 昔『京都新聞』に連載されたものを岩波新書にしたものだとのことで、必ずしも「戦争」に関わる作品だけでもないという断わりもある。 さすがに海外の文学・思想に詳しい中川さ…
知性もへったくれもないパーの百田尚樹が、100パーセント間違ったことばかりを言っているわけではない。 ある番組で本人がボヤいていたので知ったが、朝日新聞の「天声人語」で将棋の藤井四段の愛読書を紹介していた時に(「論語」が含まれていたかな? …
記しておきたいと思いながらも、書き止めないうちから次ぎから次ぎへとネタが溜まってしまう。 だいぶ前になってしまったけれど、新国立競技場というのかな過労自死があった現場、オリンピックのための殺人的なスケジュールが主因だと知って怒りが込み上げて…
国家レベルでは無能で人間としても腐った大臣が辞めて、河野太郎や野田聖子などが入閣して少しは清新なイメージにはなったようだけど、肝心の安倍晋三が代わらなければ希望は持てないナ。 安倍に反対したことのある河野や野田が、政権に抱き込まれずに安倍を…
安倍晋三ていどの政治屋の言いなりになっていた恥ずかしい日本人たちも、やっともう安倍にはダマされないという意志を表し始めたようで何より。 ただし気になるのは、代って石破茂が過剰に期待を集めているところだ。 誰でも言うのと同じことを言うつもりは…
珍しく選挙結果を見ながらブログを書いていたのだけれど、小池ファーストの会の躍進が目覚ましいのはあまり愉快でもないし歓迎できいないけど(知事に対するチェック機能が無くなれば、安倍政権と同似たようなもの)、自民党が予想を超えて大敗北したのはこ…
豊田真由美じゃなくて、真由子だということに気付かされたのはご本人の声を通してだった。 彼奴(きゃつ)がまた新ネタを披露した(正確には週刊誌が暴露した)録音第2弾に、かの運転手に向かって「バ〜カ!」(あるいは「バカ〜!」だったか?)と共に「お…
豊田真由子が属しているという細田博之総務会長の派閥代表として、細田が豊田を弁護(?)する記者会見などするものだから、テレビニュースでまたまたあの「ハゲ〜〜!!」という声を聞いて笑いが止まらなかった。 そっとしておいて「ヒトのウワサは75日」…
先ほどは腹が減ったので(皆さんの昼食時間がボクの朝飯)言いたいことを残して中断している間に、都議選公示の話題やら、海老蔵の麻央夫人が無くなった報知やら、前川前文科省事務次官の記者会見第二弾があったりで、豊田真由子や安倍晋三にとっては話題が…
あまり新しいネタは取り上げないようにしているのだけれど、豊田真由子の件は早くも離党届を出させて安倍晋三がもみ消しを急いでいるので、話題としても薄くなるなる前に記しておきたい。犠牲者には失礼ながら、豊田真由子の怒りの絶叫には爆笑途切れること…
今日の授業報告をと思ったけれど、最近はお勉強ネタばかり続いているので違う話から。 読売新聞がほとんど政府広報並みの記事を書き続けているのを見て、とうとう露骨に正体を見せ始めたナと感じている。 二代目らしい視野の狭さのまま暴走する「お坊ちゃま…
昨日の朝日新聞「ニュースQ3」の記事を読んで驚いた・・・けどヤッパリそうかな、とも思い返したものだ。 今年の都立看護専門学校の入学式では、昨年までの歴史を否定して式典で国歌斉唱が取り入れられたというのだ。 小池が議会で「要望」したのを受けて…
釣り部の帰りの車内でユウ君と話したのは、北朝鮮の大馬鹿ぶり・オバカぶりを笑ってばかりいられないだろということ。 他人(他国)を笑う前に自分(自国)を顧みるように自覚(強調)してきたのは、例えば中国の文化大革命で無知集団・紅衛兵が旧指導部を粛…
14日に学大に行った帰りに、いつもどおり国分寺の七七舎(しちしちしゃ)という古書店に寄った。 狭い店の中に興味深い本が沢山並んでいる点では、今は無き国立の谷川書店と似ている。 充実している店先の100円コーナーで『岩波講座現代社会学』の4と…
田中優子・法政大総長が(安倍晋三・反動)政権に言いなりにならずに「大学の自由」を守ろうとしていることを紹介したばかりだけど、先日のニュース番組(?)で政府の補助金を拒否して「学問の自由」を守っているスゴイ科学者を紹介していた。 古田貴之とい…
5日の朝日新聞の「耕論」欄、「大学の独立」という特集に田中優子さんのインタビューをまとめたものが載っていた。 田中さんが総長だと知り、学大の恥・村松泰子学長と比べて期待できると以前にも記したけど、記事を読む限り期待どおりの活躍のようで心強い…
NHK・Eテレの番組「こころの時代」というのは、内容に興味があれば観るのだけれど、前もってその内容が分からないので困る。 ずいぶん前のことだけど、旧約聖書の解説を6回(?)連続したことがあり、これは面白かった(ビデオに録画)。 先週土曜の午…
朝日新聞の読者投稿の一言コラム欄(?)である「かたえくぼ」は、いつも見事な名言ばかりで紹介するのもキリが無いので避けているけれど、これは伝えないわけにはいかない「名古屋・パンダ野郎」さんの名言。 3月17日の「深まる疑惑」という題で、 《窮…
遅ればせながら(いつものことだけど)「朝日新聞」2月23日の論壇時評(小熊英二)を読んでいたら、面白い論の紹介があって安倍晋三夫妻と籠池夫妻のツルミ具合が見えてきた。 稲田朋美も顔負けのウソつきらしい籠池が、安倍夫妻から寄付金をもらったと公…
関口宏(と西田サチ子)の息子が出ているBSプレミアムの番組で、ヨーロッパを鉄道で巡るのがある。 ボーッとしているのが取り柄の青年で、歩き方がペンギン風で昔の仲間(マー坊)にソックリなのが愛嬌で笑える。 いつ覚えたのか英会話がそれなりにできて…
政治評論家の竜崎さんという人は鋭いのか鈍いのかハッキリしないと感じていたけれど、先日の「上田ニッポンの過去問題」(水曜TBS)では切れ味を見せていたので感心した。 小池百合子が人まね乞食だということは公然たる事実だけれど、中でも小泉純一郎のマネ…
先般は石原慎太郎が逃げ切れずに公の席で追及され、森友学園疑惑で松井府知事がアヤフヤな発言をしていて関与を匂わせていたので、当然前知事の橋下徹がやらかしたナという筋書きが見えた気がした。 似た者同士のシンタローと橋下なら、似たような悪行をやり…
宇都宮大学の教員時代にガンで5年ほど闘病生活していたが、いち早く春を告げる沈丁花のキツイ香を嗅ぐと「また冬を越して生きた」という心地を味わっていたものだ。 学大にまつわる花としては、村松泰子元学長をはじめとした当時の執行部がボケ(低能)ばか…
北朝鮮の低能坊やが腹違いの兄を殺したことが話題をさらっているけれど、そのお蔭かロシアの反プーチンデモの影が薄れてしまったのは残念至極だった。 ボクもたまたま見ていたニュース番組で取り上げてくれたので知ったくらいだから、大方の人は知らぬまま過…